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平成24年第2回定例会(第4日) 名簿 開催日:2012年03月08日
平成24年第2回定例会(第4日) 本文 開催日:2012年03月08日

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  1. 宮若市議会 2012-03-08
    平成24年第2回定例会(第4日) 本文 開催日:2012年03月08日


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    2012年03月08日:平成24年第2回定例会(第4日) 本文 ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  午前10時00分開議 ◯議長(寳部  勝君) おはようございます。  本日の出席議員は、20名で定足数に達しております。  これより、平成24年第2回宮若市議会定例会を再開いたします。  それでは、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配布したとおりであります。よって、この議事日程に従って、本日の会議を進めて参ります。       ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(寳部  勝君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、5番、吉崎議員、6番、塩川議員を指名いたします。       ────────────・────・──────────── ◯議長(寳部  勝君) 昨日の、12番、中島議員の質問に対する答弁の中で、補足説明の申し出があっておりますので、これを許可します。産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。  昨日の、中島議員のご質問に対します答弁の中におきまして、その内容に不十分な点がございましたので、改めて補足説明をさせて頂きたいと思います。  議員からのご質問の中に、下水道の接続についての義務等罰則規定に関しましてのご質問があり、私のご答弁で下水道法及び宮若市下水道条例において、下水道が整備された地区の各家庭においては、速やかに接続をお願いしております。下水道法の文言の中で、遅滞なくと、規定されておりますが、これは、正当な又は合理的な理由に基づく遅滞は許されぬものと解し、すなわち、事情の許す限り、最も速やかな時期3年以内に下水道の接続をしていただくということになります。また、罰則規定につきましては、第14条の7において、生活排水を排出する者の努力として、流域河川の水質に対する生活排水による汚濁の負荷の低減に資する設備の整備に努めなければならないと規定しております。  このことから、生活排水に対する規制がなく努力規定とされており、罰則規定はありませんとご答弁を申し上げておりました。  しかしながら、下水道法11条の3第3項に公共下水道管理者は、3年以内の接続義務に違反している者に対し、くみ取り便所を水洗便所に改造すべきこと等を命ずることができると規定をされており、同法第48条では、この命令に違反した者は30万円以下の罰金に処するとの罰則規定がございます。  ただ、11条の命令につきましては、但し書きがございまして、要約いたしますと、水洗便所への改造に必要な資金の調達が困難である場合等、水洗便所に改造していないことについて相当の理由があると認められる場合はこの限りではないとされております。  あわせまして、本市の下水道条例におきましても、排水設備の接続につきましては、義務づけをしておりますが、義務違反に関する罰則規程は設けておりません。  以上のことから、法律上の罰則規程はございますが、本市下水道条例の罰則規定に盛り込むことによりまして、今後の接続率の向上及び下水道事業の効果促進につなげていくことにつきましては、近隣自治体の状況も十分調査、検証しながら検討して参りたいとゆうふうに考えております。
     以上のことを補足説明させて頂きますが、ご答弁の不備につきましては、改めておわびを申し上げます。申し訳ございませんでした。 ◯議長(寳部  勝君) ということで。12番、中島議員。 ◯議員(12番 中島 健三君) 当事者として、一言申し上げます。  私も、議員になりまして20年近くなりますが、やはり、この会場で、本会議場で、まあ、私は質問する立場ですが、非常に何年たっても緊張は解けません。そういう中で質問してる訳ですので、まあ、言いたいことの半分ぐらいしか言えないというのが実情です。  また、更に、受ける側の人は、私以上に、まあ、更に大変だろうと思うんです。  そういう中で、やり取りの中で、まあ、言い足りなかったり、言い過ぎたり、或いは、説明が横にそれたり、左にそれたりすることがあると思います。それがまた一般質問だと思います。  そういうことが分かったら、即、こうしてから訂正されましたし、また、追加説明がありましたことは、非常にいいことだと思います。  よく分かりました。それを申し上げたいと思います。 ◯議長(寳部  勝君) では、会議を進めて参ります。       ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 ◯議長(寳部  勝君) 日程第2、一般質問を行います。  昨日は、12番、中島議員の質問で終了しておりましたので、本日は、6番、塩川議員の質問からお受けします。6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君)〔登壇〕 皆様、おはようございます。6番、塩川です。  通告に従い、質問させて頂きます。健康、宮若を目指して、質問をいたします。  年々増加する医療費の抑制をするため、治療重視から予防重視の医療に転換を図る必要があります。  そこで、質問いたします。  質問事項として、1点目、特定健診とがん検診について。  質問要旨として、1、本市の健診受診率、2、医療費の過去3年間の推移と今後の予測、3、乳がん、子宮頸がん無料クーポン券による効果について、4、がん検診受診率の目標である乳がん、子宮がん50パーセント、胃がん、肺がん、大腸がん40パーセントに向けての具体的な施策について、5番目、胃がん撲滅に向けたピロリ菌検査の組み入れをすべき。  2点目の質問要旨として、精神疾患対策について。  質問要旨として、訪問相談できる専門家を保健センター等に配置をについて、質問をいたします。よろしくお願いします。 ◯議長(寳部  勝君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。  ただ今、塩川議員から大きく分けまして、2点にわたりましてご質問をいただいております。  順次、ご答弁を申し上げます。  まず、1点目の、本市の健診受診率でございますけれども、本市では、国民健康保険特定健診と各種がん検診を実施をいたしておるところでございます。  何れの健診も、平成22年度の調査結果となりますが、特定健診の受診率につきましては23.8パーセントで、大体、前年度と同程度となっておるところでございます。  次に、がん検診の受診率でございますが、胃がん検診では7.2パーセント、肺がん検診、大腸がん検診ではそれぞれ8.5パーセント、子宮がん検診では16.3パーセント、乳がん検診では16.2パーセントとなっておりまして、何れのがん検診においても、受診率は増加傾向となっておるようでございます。  次に、2点目の、医療費の過去3年間の推移と今後の予測についてでございますが、宮若市国民健康保険加入者一人当たりの医療費は、平成20年度で33万1,165円、平成21年度では33万2,604円、平成22年度では35万7,956円と、年々増加をしておりまして、今後も増加する傾向で、市町村国保全体では、平成23年8月分の医療費は、前月比5.7パーセントの増となっております。  次に、3点目の、乳がん、子宮がん無料クーポン券の効果についてでございますが、本事業につきましては、平成21年度から、女性特有のがん検診として実施をいたしております。  この無料クーポン券の効果についてでございますけれども、子宮がん検診受診率は、クーポン検診実施前の、平成20年度の10.6パーセントと比較をいたしますと、平成21年度では4.6パーセント、平成22年度では5.7パーセントの上昇が見られております。  また、乳がん検診の受診率は、同じく平成20年度の11パーセントと比較をいたしますと、平成21年度は5パーセント、平成22年度は5.2パーセントと上昇をしておりまして、無料クーポン券の送付後、何れの検診も受診率の上昇が見られておることから、まあ、一定の効果が上がったものと考えておるところでございます。  次に、4点目の、がん検診の受診率50パーセントに向けての施策についてでございますが、受診率向上のための施策として、子宮頸がん、乳がん、大腸がん検診の無料クーポン券や特定健診の対象者への個人通知や受診勧奨を行っております。  また、年間の健診日程や、実施項目等をお知らせするため、毎年、保健事業カレンダーを全戸配布をしているほか、毎月の広報におきましても、健診予約期間や、がん検診の必要についての啓発記事を掲載をしておるところであります。  更に、健康増進事業として、実施しております地域健康学習会等においても、がん検診の必要に関する普及啓発活動を行っております。  今後は、特に、まあ、受診率の低い30代から40代の節目年齢の方に対しまして、個人通知等を含めた啓発、周知を行いながら、受診率の向上を図って参りたいと考えております。  次に、5点目の、胃がん撲滅に向けたピロリ菌検査の取り入れについてでございますが、胃がん検診として、ピロリ菌感染有無の検査については、幾つかの自治体で、胃がん対策の一環として独自に実施をされておることは、承知をいたしておるところでございます。  本市におきましては、国が定めるがん検診の指針に基づき、胃のエックス線検査を実施をいたしておりますが、現在のところ、ピロリ菌検査については、位置づけがなされてないことから実施をいたしておりませんけれども、今後、国や他市町村の動向を見守って参りたいと考えております。  続きまして、精神疾患対策についてのご質問にご答弁を申し上げます。  現在、本市における精神保健全般に関する相談業務につきましては、保健センターにおきまして、保健師が行っております。  また、障害者自立支援法に基づく相談支援につきましては、障害担当の保健師が行うとともに、地域支援事業であります相談支援センター事業の委託を行いながら、この中で精神障害を含め、障害のある本人及び介護者等のさまざまな相談に応じ、必要な情報の提供及び助言等を行っております。  なお、委託先の相談支援センターにつきましては、精神保健福祉士等の専門職は、常時在籍をしておりまして、市の保健師による対応が困難な相談事例に関しましても、訪問による相談支援に加え、適切な援助等を行っておるところであります。  今後も、精神疾患対策につきましては、障害者相談支援センターとも連携を図りながら、訪問相談を含めた事業の充実を図って参りたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 再質問をお受けします。6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) 詳細な説明、有難うございました。  特定健診についてでございますが、ここに、私は、ちょっと、21年度の実績しか持ってませんけど、この中で、福岡県は全国で35位、その中で、宮若は43位というですね。非常にあの、低いと思いますが、国保の健診率が上がらない訳は何だと思われますでしょうか。 ◯議長(寳部  勝君) 市民生活課長◯市民生活課長(本田 光生君) 市民生活課長です。  ただ今、お尋ねの、国民健康保険の特定健診の受診率が伸びない理由でございますが、過去、何回かご質問はございましたが、やはり、対象者の方の受診をしなければならないという意識が、やはり低いようでございまして、受診をされてない方に、勧奨通知をしたりしてはおりますけれども、なかなか受診率が伸びてないという現状でございます。  特に、病院で治療受けてある方等も、実際は対象になりますけれども、そういうふうな、定期的な治療を受けてるんで、検診はしなくていいっていう認識をされてある方がたくさんいらっしゃいますので、そういう方も是非、健診を受けて頂きたいと思っております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) 6番、塩川です。  12月の同僚議員の質問に対して、課長のほうから、集団検診を年に10回程度行っている、月に40名程度、集団検診で実施する人数は、年間で700名から1,000人程度で、あとの2,000名程度は、医療機関で積極的な受診をお願いしたいと答弁されておりますけども、24年度の回数と受け入れ人数はどうなっているでしょうか。これからの目標。 ◯議長(寳部  勝君) 市民生活課長◯市民生活課長(本田 光生君) 市民生活課長です。  一応、今のところ、24年度は、まあ、23年度も同じですけれども、がん検診、毎月2回のがん検診と同時実施をしておりまして、年に9月で毎月2回ですから、年間18回の予定をしております。  特定健診の場合は、特に、人数が、申し込みの予定者が増えれば、それに対応した需要者の体制が組めますから、基本的には1つのグループであれば、6、70名までなんですけれども、それ以上になれば、また、2つのグループで受け付けるということがございますから、特定健診の場合には、何名までっていう現状ございませんが、大体、今までの最高で、1日で120名程度受けられたことはありますので、まあ、それ以上は、対応は可能でござます。 ◯議長(寳部  勝君) 6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) 健診に対する予算は、この目標に対する人数分を立てておられるのでしょうか。今は、幾らぐらい立ててありますか。 ◯議長(寳部  勝君) 市民生活課長◯市民生活課長(本田 光生君) 予算につきましては、平成23年度ベースでいきますと、国民健康保険の受診率達成目標が65パーセントですから、約3,500人受診していただかなきゃいけなくなりますけれども、一応、平成23年度予算では、昨年までの予算実績で1,500名程度の予算を計上しております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) 65パーセントを目指すのであれば、もう少し、人数を上げたほうがいいのではないかと思います。  先程言われたように、1日に120人程度を受け入れができるのであれば、これ掛ける18回にすれば、もっと人数は要るのではないかと思いますので、その辺もよろしくお願いします。  それから、健診を受けやすい環境を整えるための、住民アンケートなどは取られたことあるでしょうか。 ◯議長(寳部  勝君) 市民生活課長◯市民生活課長(本田 光生君) 市民生活課長です。  実は、特定健診が始まります平成20年度前に、平成19年度10月に、特定健診が開始した場合にどういうふうな形で受診されますかというアンケートを実施しております。  その時には、やはり、集団検診で受けるっていう方もあれば、近くの、自分の受診してる診療機関で受けたいという方もございましたし、集団検診の場合には、土日が受けやすいっていう方も場合もありましたし、集団検診の、時間的にも午前中がいいっていう方もありましたし、午後がいいっていう方もございました。  ただ、検診のやり方がありますので、一応、午後からの検診っていうのはちょっと無理、今の状況ではちょっと無理ですので、そういうふうなアンケートの結果を踏まえて、現在、実施しておりますので、今後、そこら辺、また検討していきたいと思っております。 ◯議長(寳部  勝君) 6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) まあ、24年度の保健事業カレンダーがここにありますが、日曜日が何回か入ってます。で、土曜日と祝日はできないんでしょうか、それと、あと、私も何回か特定健診に行くんですが、圧倒的に女性のほうが多いと思います。で、割合はどんなふうでしょうか。それと、女性の日と男性の日と分けることはできないか、3点お願いします。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。  まず、1点目の、土曜日、祝日の集団検診の実施ができないのかということでございます。  本年度は、祝日は実施しておりませんが、昨年度、祝日を1回実施をいたしております。  現在、土曜日については、実施をしておりませんが、まあ、利用者の要望等によって、そういった要望があれば、今の日曜健診についても、回数が、今、4回、年間、しておりますので、その辺についても検討していきたいというふうに考えております。  また、議員言われるように、男性が少ないということは、全般的に特定健診を含めて、集団検診も女性のほうが圧倒的に多くて、過去3年間を見てみますと、女性が7割、男性が3割というような状況でございます。  まあ、今後、男女別の健診というのは、まあ、特に考えておりませんが、現在、男性でですね、まあ、60代、70代の方が7割ということで、働き盛りの40代、50代の方が少ないということで、実態がありますので、この辺の周知、それから健診日を含めて、受診しやすい環境づくりに努めて参りたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) 次に、がん検診について、少しお尋ねします。  厚生労働省のがん対策推進協議会が、今月1日に、2010年度からの5年間のがん対策推進計画を発表しました。  その中で、働く世代のがんの早期発見に向け、40歳から69歳のがん検診受診率を、5年以内に50パーセントに向上させることを明記し、また、成人喫煙家を10年間で約4割減の12パーセントに引き下げるなど、たばこに関する数値目標を初めて盛り込みました。  そこで、がんについて質問いたしますが、日本は今、世界のがん大国とも言われ、日本人の3人に1人ががんで亡くなっておられます。  がんになる原因として、喫煙や過度の飲酒、肥満などが指摘されていますが、がんを防ぐ決定的な方法は見つかっていません。だからこそ、がん検診で早期発見することが重要です。  日本のがん検診の受診率は、欧米の7割から8割に比べると、2割程度と極端に低く、がん大国でありながら、がん検診がなかなか進まないのが現状です。  そこで、お尋ねいたします。本市での受診率は、先程、市長の報告では、少しずつ上がっていると、向上していると言われましたが、まあ、国保に関するがんの罹患率、また及び、保険料について分かりましたらお願いします。 ◯議長(寳部  勝君) 市民生活課長◯市民生活課長(本田 光生君) 市民生活課長です。  国民健康保険に加入してある方の、がんの罹患率っていうのは、申し訳ございませんが、なかなかつかみにくいところがございます。  まあ、一つの例でございますが、最近は、治療が発達しておりますので、胃がんにいたしましても、早期発見されれば、手術して抗がん剤治療されれば、完治されるっていう方は結構いらっしゃいます。  ただ、そういうふうな、がん、まあ、新生物といいますけれども、そういう方に、罹患された方の医療費っていうのは、やはり、一人当たり何10万、何100万という程度の金額になっております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) がん検診の場合は、特定健診と同じ日程で、実施されていますけども、このがん検診については、受け入れ可能な人数っていうのは、何人ぐらいでしょうか。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。
    ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。  この、議員、お尋ねの、がん検診の受け入れ可能人数ということですが、先程もご答弁しましたが、年18回実施する中で、それぞれがん検診、行っております。  大体、受診者の、がん検診の中で差はございますけど、特定健診が大体63人、大体、それから胃がん検診が大体平均82名程度となっています。  この中で、定員といいますか、バスの受け入れですが、バスに、検診バスにつきましては、胃がん、肺がん、マンモグラフィー、それから子宮がん検診、それぞれの検診バスで行っています。  このバスの、検診の受け入れ人数ですが、胃がん検診で大体80人、肺がん、子宮がん、マンモグラフィーについても80人程度と、それから、大腸がんについては100名程度が受け入れ可能ということにしておりまして、この検診については、大体、午前中で終わるような形で、今現在、実施をしております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) 受診料金についてお尋ねしますが、総合健診で受診すれば、胃がん検診が500円、大腸がん300円、肺がん100円、子宮がん400円、乳がん100円、まあ、マンモグラフィーの場合は400円となっておりますが、医療機関で受診した場合は、特定健診の場合は500円でできますけども、がん検診は、大体どれぐらい掛かるのでしょうか。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。  がん検診を、医療機関で受けた場合というお尋ねでございますが、これは、県の医師会の中に設置されております福岡県集団検診協議会というのがありますが、ここで、医療機関におけるがん検診の基準額が示されておりまして、この中で、胃がん検診は7,000円、それから子宮がん検診が8,000円、それから肺がん検診が3,700円、乳がん検診が7,900円、大腸がん検診が5,100円となっておりまして、まあ、各医療機関で多少異なりますが、市の健診以外で受けた場合は、この費用の実費が掛かるということになります。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) いつも検診車で受けている私にとっては、びっくりしました。こんなに掛かるんだなということで、もっともっと、やっぱり皆さんに知らせて、こんなに低料金でがん検診ができて、まあ、安心を買うというか、今回は異常はございませんでしたというそれを見るたびに、また1年間頑張れるというのが、本当に大事なことだなと思いますので、もっともっと受診を進めていきたいと思います。  次に、胃がんについてお聞きします。  日本は、胃がんにより、年間約5万人が亡くなっていますが、がんによる死因は、肺がんに継いで2番目、患者数としては一番多くなっています。  特に、胃がんで亡くなる人の56パーセントが、日本、韓国、中国に集中していて、東南アジアの地方病とも言われております。  で、本市の胃がんの検診受診率は、平成20年度で5.5パーセント、21年度で7.0パーセント、22年度で7.2パーセントですね、非常に低いように思います。  これの原因は何でしょうか、ほかのがん検診と比べてちょっと低いように思うんですけども。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。  この胃がん検診の受診率が、まあ、向上はしておりますけども、全体的にまあ、5パーセントとか、そういった10パーセント以内ということで、低いのではないかというお尋ねでございます。  まず、本市の受診率の算定につきましては、県の基準をもとに、この集団検診の受診率を含めた実質的な、まあ、集団検診の部分だけで、受診率をはじき出しておりますので、例えば、市民の方が、人間ドッグや職域等でのがん検診を受けられております。  今後、それらの、全てのがん検診を、市民の方、受けられた、実質的な受診率の把握を行うことが、今後の課題となっておりますので、まあ、一概に、これが全てのパーセントかと言われればそうでもありませんので、まあ、そういった統計的なものを、もう少し研究をして把握をしなければならないと、県が出しております50パーセントという受診率向上に向けて、そういった数値の精度差もはかって参りたいというふうに考えております。 ◯議長(寳部  勝君) 6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) 現在、行っておられます胃のエックス線検査ですね、あの時のバリウムを飲むのが苦手って方が結構おられるんですね。私も含めて。実は、がん検診で全部受ける訳ですが、胃だけは、私もバリウムがどうしてもだめで、パスしているんですよね。これも一つの原因ではないかなと。まあ、色んな方に聞いてみても、あのバリウムがねっていうのがありますので、もっと、何か簡単な方法で胃の検査ができないかなと、そのように私、思っておりましたら、ピロリ菌の方が、ピロリ菌のことがちょっとありましたので、ピロリ菌について、まあ、ご存じの方も多いと思います。もう、この治療もしたよという方も、この前おられましたし。  ピロリ菌は、ヘリコパクターピロリ菌という胃の中に生息している細菌で、1982年に、多くの研究で、ピロリ菌が、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんとなどの原因などであるということが分かったと、報告されたと、また、最近の研究では、胃がんの原因の95パーセントは、ピロリ菌であり、感染症であるということが分かったということがありました。  ピロリ菌は、胃酸の分泌が十分でない乳幼児期に、生水を飲むなど、口から感染すると言われ、日本でも上下水道が発達していなかった戦前生まれの方の感染は、ほぼ100パーセント、60歳代で80パーセント以上、50歳代で50パーセント以上が感染者とされているそうです。  ピロリ菌の有無を調べるのには、簡単な血液検査や容器に息を吹き込むだけで分かる機械もあるようですが、こういう取り組みをしている自治体が、全国で増えているように聞いておりますが、もし、取り組みをしている自治体があれば、詳しくその内容を教えて頂きたいと思います。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。  確かに、議員、言われるように、胃の通しのためのバリウム飲むのは、私もつらいんですが、その中に、ピロリ菌ということで、先進地の事例を調査されたのかということでございます。  この、先進地につきましては、現在、群馬県の高崎市のほうで、平成23年に、保健センターが新たに開設されたということで、この中で、がん検診の内容が変わりまして、その内、40歳から70歳までの、5歳ごとの節目年齢の方を対象に、胃がんリスク、まあ、ABC検診ですかね、これの実施と、二十の方を対象としたピロリ菌検査が開始されたということで聞いております。  この、胃がんリスクのABC検診ですが、これ、先程、議員が言われたとおり、血液検査で、ペプシノゲン検査とピロリ菌検査を同時に実施しまして、これにより、胃の委縮度やピロリ菌感染の有無を調べるとともに、この検査で、胃がんになりやすいリスクをABCで判定するということで、受診料は、本人負担が500円ということにされているようです。  また、二十のピロリ菌検査につきましては、各医療機関で、ピロリ菌検査を受ければ、まあ無料ということとなっているようでございます。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) 生活環境が整った中で生まれた現在の若者には、ピロリ菌は非常に低いということで、5パーセントから10パーセントということです。  胃がん年齢になっても、発症率は減少すると言われておりますけども、現在の胃がん発症率は、50代から急激に増えはじめて、80歳ぐらいまで増えつづけると、団塊の世代が還暦を超え、胃がん発症年齢になる。まあ、2020年ごろには、胃がん発症のピークになるであろうとそのように言われております。  そのためにも、胃がん検診が重要だと考えられますので、検診に、ピロリ菌の検査と除菌を組み合わせればもう最強だと思います。  胃がんは、撲滅できるのではないかと思っております。まあ、ピロリ菌検査を一日も早く、まあ、国が動く前にですね。まあ、色んなところで、もう既に始まっております。  先程、言われた、高崎市のほかに、栃木県の大田原市とか、埼玉県越谷市、それから、愛知県岡崎市、岡山県の真庭市、神奈川県三浦市、西東京市とか、目黒区、足立区など多くの自治体、それから、神戸製鋼など、多くの企業も、このピロリ菌検査を導入しておりますので、我が市でも、一日も早い導入を願って、次に行きたいと思います。  精神疾患について伺いたいと思います。  平成20年度の国の患者調査によると、4大疾病の患者数ですが、糖尿病が237万人、それから、がんは152万人、脳卒中が134万人、急性心疾患は81万人の順ですが、これに対して、うつや高齢化による認知証など、精神疾患の患者が323万人とですね、4大疾病の患者数を大きく上回っております。  今回、厚生労働省が、精神疾患を加えて、5大疾病とする方針を決めたというのは、こういう患者数の増加とともに、自殺の高どまりの傾向をとめるという、こういう状況が深刻化していることから、5大疾病とするということになっております。  平成23年度版の自殺対策白書では、自殺者は、13年連続で3万人を超えています。で、自殺の原因は、うつ病などの健康問題が最多で1万5,802人に達していて、精神疾患対策は緊急課題といえます。  家族や患者の周辺では、どのように対応すればいいのか悩み、不安な生活を送っています。  そこで、お聞きいたしますが、福岡県の自殺者は、平成19年で1,241人、20年度1,227人、21年度1,185人ということになっております。  まあ、本市での実態は、公表できないと思いますので、あえて聞きませんけども、こういう本市の、相談窓口とかにおいて相談を受けた件数と、それから、この方達に対して、どういう処置をされたのか、また、訪問件数が分かればよろしくお願いいたします。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長でございます。  ただ今、お尋ねの、自殺対策に関する本市の実態については、大体、県が統計を出しておりますが、本市においても、まあ、若干多い、県と比較しても自殺率っていうのはちょっと高いというようなことの報告は受けております。  まず、この相談についてでございますが、実質、保健センター、精神保健については保健センターと、障害関係については、精神障害については、本市の障害福祉係、それから、先程、市長がご答弁申し上げました相談支援センターのほうで受けております。  保健センターのほうについては、年に2、3回程度の電話相談があるということで、それについては、具体的に答えられない場合については、県のほうの電話相談、それから、医師等の相談等も受けておりますので、そちらのほうにお知らせをすると、これにつきましては、昨年度、チラシを全戸配布をいたしておるところでございます。  あとは、精神疾患、まあ、精神障害に関する相談につきましては、うちのほうで、市のほうで受けておりますが、件数は、ちょっと具体的には、ちょっと手元にありませんが、まあ、かなりの件数が、相談件数が、家族、本人からも含めてあっております。  その対応につきましては、市で対応できない場合は、県、それから、そういうとこにお願いをして解決していくというような方法をとっております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) 大変、早期発見が難しい病気だといわれております。  でも、発見が早ければ早い程、治療も早く済むということでございますので、早期発見に対する施策を考えて頂きたいと思います。  宮若市としては、保健師、精神保健福祉士が対応しているということでございましたが、今、何名で対応しているのか、また、その訪問相談を受けた場合に、そこから専門的な医療機関へ移行できるのかどうかお尋ねいたします。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。  何名で対応しているのかという、そういった相談についてですね、まず、市のほうの保健センターのほうでは、担当が1名、それから庁舎内にあります障害福祉のほうで1名、それから、相談支援センターにお願いしております。  これは市内で1か所、それから直方市に2か所ありますが、これはもう、2市2町で委託をしておりますが、例えば、この、市内の、すきっぷというとこなんですけど、ここでは、精神保健師が、2名常時在籍しておりまして、まあ、これらについては、課題については、まあ、市のほうで対応しまして、そういったサービスに結びつけていくということで対応をいたしております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 6番、塩川議員。 ◯議員(6番 塩川 恭子君) 先程の相談が、2、3回だったということで、非常に少ないと思いますが、すきっぷさんとかで対応されてるってことでございますけども、皆さん、窓口を知らないのではないでしょうか、相談したいけども、どこに電話をかけていいかわからないとか、そういうことは、しっかりと広報等で知らせて頂きたいと思います。  それから、治療に入る前の段階において、引きこもりとかですね。また、そういう方達に対して、対話を通して支援をする精神対話士という資格を持った方達も、今、活躍されていて、東日本大震災の時にも、災害があった直後から現地に入って、非常に成果を上げてるというお話も聞いております。  私も、この前、福岡のほうに行って、この精神対話士の方のお話を聞いて参りました。大事なことだなと本当に実感いたしましたので、そういう対応もして頂きたいなと思います。  福岡県では、高校の不登校対策として、自宅を訪問して、子供達の声を聞きながら、実績を上げてるとも聞いておりますので、こういう、精神対話士という、こういう方達がおられるということも、少し勉強して頂きたいなと思います。  本市でも、精神疾患対策、自殺対策、引きこもり対策、精神対話士や精神保健福祉士、臨床心理士などを配置して、住民からの、本当に要望に答えて訪問相談できる体制を、しっかりとして頂きたいと思います。  そこで、最後に、市長の見解を聞いて終わりたいと思います。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。  まあ、あの、医療に対するもの、予防に対するもの、それから、まあ、5大疾病と言われております、精神疾患に対するもの、宮若市の実態は、先程、ご答弁申し上げたましたとおりでございます。  今、世の中が、変遷をするにつれて、この、信じられないような病気、病名が出てきたりしております。  保健衛生、私共、しっかり、今後とも対応をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) これにて、塩川議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(寳部  勝君) 次に、浜崎議員の質問を一括してお受けします。10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君)〔登壇〕 10番、浜崎です。  今日は、2点についてお伺いをいたします。  まず1点目、企業誘致について。  これまでのトップセールスの成果、また、今後の方針についてお伺いをいたします。  2点目に、職員の勤務実態について。  時間外の実態と、どのような時間外削減の施策をとっておられるのか、お伺いをいたします。 ◯議長(寳部  勝君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、浜崎議員から、2件にわたりましてご質問いただいております。  順次、ご答弁申し上げます。  まず、企業誘致についてでございますけれども、この企業誘致につきましては、福岡県企業立地課を初めといたしまして、福岡県名古屋事務所及び福岡県の企業局とともに、愛知県の大手企業を訪問いたしまして、磯光工業団地への立地要請や、市のPR等を行っておるところでございます。  また、福岡県が主催をいたします北部九州自動車150万台生産拠点推進フォーラムへの参加や、市内の誘致企業と密に訪問をいたしまして、情報収集に努めながら誘致活動を行っておるところでございます。  相対的に見まして、厳しい状況下にあることは変わりはございませんけれども、今後も、自動車産業に主眼を置いた企業誘致にこだわらず、多様な分野の産業も視野に入れまして、インターネットを活用したリスティング広告や、これまで実施をして参りました、市内外の企業訪問等、さまざまな手法を講じながら、ねばり強く企業誘致に取り組んで参りたいというふうに思っております。  続きまして、2点目の、職員の勤務実態についてでございますけれども、時間外勤務につきましては、本市の事務事業を推進をするに当たりまして、緊急、やむを得ない場合に行うことといたしておりまして、平成22年度におきましては、全体で3万6,802時間を行っておりまして、1人当たりに換算をいたしますと、1月の平均時間外数は、13時間となっております。  また、合併後の平成18年度の時間外の総時間数が5万347時間となっておりまして、それと比較をいたしますと、現在1万3,545時間の削減となっておるところでございます。  時間外勤務の削減のための施策といたしましては、課内調整会議を通じまして、計画的かつ効率的な業務の執行に努め、あわせて毎週水曜日のノー残業デーの実施など、継続的に取り組みを実施をいたしておるところであります。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 再質問をお受けします。10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 10番、浜崎です。基本的なところからお伺いしたいと思うんですけれども。企業誘致、これの目的をお伺いします。
    ◯議長(寳部  勝君) 商工観光課長。 ◯商工観光課長(藤井 吉位君) 商工観光課長です。企業誘致の目的ということでございます。  これは、企業誘致の最大の目的は、まずは雇用の確保、それから税収の確保、そして宮若市におきましては、関連企業の集積を図るということを目的に企業誘致を進めております。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 有難うございます。思った通りのお答えを頂きまして。  今、実際、少子化、高齢化、税収不足、人口減という状態が蔓延しておる訳です。これらを一気に解決するのが、この企業誘致ということではないかと思っております。  最も重要で、最も早急にやらなければならないことではないかなというふうに思います。そこでお伺いをいたしますが、この磯光工業団地、3年間ですか、そのままになっているというふうに認識しておりますけれども、この結果が出ない理由というのを伺います。 ◯議長(寳部  勝君) 商工観光課長。 ◯商工観光課長(藤井 吉位君) 商工観光課長です。昨日の答弁の中にも、一般質問の中にも答弁いたしましたけども、この磯光工業団地、平成20年8月に、県の企業局によりまして完成いたしました。その後、非常に厳しい状況下に置かれる中で、磯光工業団地造成当時と、本当に厳しい経済状況が続きまして、大きく変化と言いますか、悪化してきておりまして、企業誘致に至らないところでございますけども、その経済状況の動きというのが、一番大きな誘致につながらなかった原因と、私は思っております。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) ほかの工業団地も、売れ残っているとかいう部分がありますので、経済状況、確かに大きいと思います。  例えば、今、この近くで言うと、小竹、直方──上頓野です──、飯塚平恒とか、鯰田とか、工業団地あります。田川のほうにもあります。これ、金額がやっぱ随分違うように思うんですけれども、これ、下げられないんですかね。 ◯議長(寳部  勝君) 商工観光課長。 ◯商工観光課長(藤井 吉位君) 商工観光課長です。販売単価を下げられないかということでございます。  確かに、現在、飯塚を初め、他の工業団地につきましては、単価を下げて企業誘致にかかっておりますので、本市におきましても、現在、企業局のほうに、単価を下げて、下げてと申しますか、その見直しをお願いをしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) ちなみに、小竹の工業団地6,388円、平米当たり。上頓野、直方ですね、これが8,500円。田川に至っては1,828円、平米当たり。ていうところがある中で、磯光工業団地は1万4,000円から1万5,500円。これ、相当な、この宮若市に魅力と言いますか、ほかに得るものがないと、企業はなかなか来れないんじゃないかと思いますけれども、何かほかに魅力というものがあれば、教えて下さい。 ◯議長(寳部  勝君) 商工観光課長。 ◯商工観光課長(藤井 吉位君) 商工観光課長です。磯光工業団地の魅力と申しますと、やはり、団地から若宮インター、それからスマートインターまでの距離が近いと。アクセス問題ですけども、特に、団地から博多港、それから北九州港、それから福岡空港まで、北九州までが約1時間で行けるといったアクセスのメリットがございます。  それと、昨日、市長も申し上げましたように、下水道が25年度で開通するということからも、浄化槽を企業が、設置が不要になります。  それと、これとはまた別に、工業立地法に基づきまして、ここの磯光工業団地は特例団地でございますので、緑地を周辺に設けまして、この周辺の緑地を市が管理するということで、宅地部分が有効活用できます。そして、企業につきましては、緑地を市のほうが管理しますので、その分の経費が削減できると。  また、そのほかに、市といたしましては、企業立地法に基づきます優遇処置、そして、それのほかに、宮若市の工場等誘致条例に基づきます市独自の優遇処置を以ちまして、これを魅力と言いますか、PRにいたしまして、現在、誘致活動に努めているところでございます。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) PRする点ということで、交通アクセス、今、ご答弁頂きましたけれども、インターチェンジだけ言うと、直方のほうが近いんですよね。若宮インターじゃなくて、八幡インターのほうですけど。空港に関しては、直方、北九州空港、近いです、直方のほうが。福岡空港はちょっと遠いですけどね。港湾に関しても、直方のほうが近いです。  それから、優遇措置として、これ、県の優遇措置はもう大体どこも同じだと思いますから、市独自の優遇措置ということですけれども、3年間の課税免除、固定資産税の課税免除というのがあるようですけれども、ほかのところも、雇用促進奨励金であるとか、企業誘致奨励金、工場設置奨励金というものを設けております。特に目新しいPRポイントではないのかなというふうに思います。  金額が高いということ、これ、下げてもらえば同じなんですけれども、こういう厳しい状況ですから、宮若市に是非来て頂きたいという状況で、市独自の、ほかにないものをやらないと、これ、本当に、このまま何年間も放置するということになるんじゃないかなというふうに思います。  ここで、私は、以前営業の仕事をしておりまして、この企業誘致も、この宮若市という商品を売り込んでいくというような営業ではないかというふうに思います。市長、その辺、ちょっと見解をお願いします。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。正にその通りでございまして、私もトップセールスマンとして、色んな企業を訪問をいたしまして、この売り込みを行っておるところでございます。  先程課長、答弁いたしましたように、造成当時はかなりの視察がございました。それからいきなりリーマンショックが起きまして、その後、企業のこのオファーは少し、少しちゅうか、かなり滞っておりまして、最近になりまして、ちらほらとお話というか、現地視察をしたという企業も見えてきておりまして、これは色んな要因が重なって、そういう、この、何ですか、時が来たのかなと感じない訳でもないんですけれども、色々なところに出向いて色んな話をしますけれど、まず単価の話は余り出ないんです。今、自分のとこの社有地があるからとか、もうシフトするならやっぱり国外へと。そんな、製造業、特に多いんですけれども、国内で今から新しい工場用地をというところがなかなか出て来てくれないと。  だから、その、自動車産業に特化することなく、多様な産業の集積をということで、私共も売り込みに、今、これ、努めておるところでございます。単価の面も、その時点では、話が進んでいく時点では、企業局のほうに、これはもう、企業局は独立した経営をしておりますので、赤字をしてまでなかなか踏み込んでくれないところはありますけれども、しっかりと、そこら辺はお願いをしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) ここで、10分間休憩します。                  午前11時04分休憩       ………………………………………………………………………………                  午前11時14分再開 ◯議長(寳部  勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  浜崎議員の再質問をお受けします。10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 10番、浜崎です。先程の、私の、これは宮若市を売り込んでいく営業だということに対して、正にその通りという市長の答弁を頂きましたので、お伺いをいたしますが、営業本部と、ここを営業本部とするならば、市長が営業本部長であります。3年間、結果が出ていないということの理由、先程お伺いしましたところ、経済状況を主な理由というふうにおっしゃっておられました。  私は、営業体制についてお伺いをしたいと思います。今、営業をやってるところというのが、商工振興課になるんですかね。ここの体制について、市長、これで十分だというふうにお思いでしょうか。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。今の現状の中で、十分とは言えないかもしれませんけれども、今の体制で不十分とも言えないんじゃないかなというように、私は思っております。現状のままで、できることをやっていきたいというふうに思っておるところでございます。  私共も、情報をもらうだけじゃなくって、やっぱ情報を仕入れていくということが必要になってくると思いますので、私は、現課の職員に、長崎さるく博じゃないけれども、さるき回れと。やっぱり、このネット上の情報だけじゃ、やっぱりそれ以上のものが求められないんです。やっぱり、企業訪問をして、色んな話を展開する中で、それ以外の、やっぱり、じゃあ、うちの会社はそうだけれども、いや、この会社はどうもどっか探してるみたいですよとか、そういうことも、やっぱり聞くことができるんです。  そういうことで、今の体制で。十分とは言えないと思いますけれども、しっかりとやっていきたいというふうに思ってます。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 浜崎です。正に、今、市長、おっしゃったとおりだと思います。営業は、やっぱり足で稼ぐものです。  ちなみに、今、月どれぐらい、何社ぐらい訪問されてますか。 ◯議長(寳部  勝君) 商工観光課長。 ◯商工観光課長(藤井 吉位君) 商工観光課長です。月に何社程回っているかということでございますけども、実際、今、企業誘致につきましては、情報は収集しておりますが、動きが見切れないということで、先程ちょっと情報の関係で出ておりましたけども、リスティング広告を、昨年の、22年の4月から開始しまして、現在までに1,000件超える以上の検索があっておりますけれども、そういうリスティングで、広告を見られての電話の問い合わせが数件あっておりますので、そこにつきましては、随時情報を頂くようにしておりますけども、実際、お話を聞く中では、ちょっと磯光の工業団地にはそぐわない、希望ですかね、小さいということでございました。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 浜崎です。いや、何件ぐらい行かれてますかと。  今、市長から答弁頂いた、正に、営業は出て回れという答弁でしたので、それで、何件ぐらい行かれてるのかなということをお伺いしたかったんです。まあ、いいです。恐らくですけれども、そんなに回ってらっしゃらないんじゃないかなというのが、想像がつきます。  営業する場合に、まず、ターゲットを決めて、そこで、そのターゲットを絞ったところで営業をかけていく訳ですよね。10社訪問すると。目標を決めて、10社目標をしたと。そうすると、結果が出ない。結果が出なければ、じゃあ20社にしよう、30社にしようと。そういうふうに目標を決めていくんじゃないかと思うんですけれども、今、実際、そういう体制にはなってないんじゃないかなというふうに思います。それは、一つには、企業誘致だけやってる訳じゃありませんから、人の問題、体制の問題が、やはり、私はあるんじゃないかなというふうに思います。  ほかの、これは島根県の斐川町というところがあるんですけれども、この斐川町に、このように、昨年、もう合併して斐川町自体なくなったんですけどね、企業立地課というのがありまして、ここの企業立地課が、去年まで、合併するまでの間に、一部上場企業3社を含む約25社を誘致に成功しておるところです。やはり、営業は、人の数、そして訪問件数、そういったことで結果が大きく変わってくると思います。  経済状況、厳しい中ですけれども、そういった形で、大きく結果を出して頂きたいと思います。  ちなみに、トヨタ自動車九州、あそこを、工業団地と言いますか、あそこの、今、現在建っているところが、造成してからトヨタ自動車九州が来るまでにどれぐらいの時間が掛かったんでしょうか。 ◯議長(寳部  勝君) 商工観光課長。 ◯商工観光課長(藤井 吉位君) 商工観光課長です。まず、トヨタ自動車九州が立地いたします場所は、宮田団地の有木地区でございます。ここにつきましては、昭和56年に造成が……。済みません、その前に、昭和48年1月から団地の造成に着手されまして、昭和56年にほぼ完成いたしました。ここにつきましては、当時、産炭地域振興整備事業団が造設したものでございますけども、昭和56年に団地が完成いたしまして、その後、色々誘致活動をして参りましたけども、なかなか動きがとれないということでございましたが、完成後に、県と、当時宮田町、それから宮田町の町議会、ここを第三者で、トヨタ本社に再三出向きました。そして要請をいたしましたが、一時、企業誘致の方針が出ておったのですが、なかなか難しいということで、一旦中断いたしまして、最終的に、再度町議会のご協力や県のご協力頂きまして、トヨタ本社に赴く中で、平成元年10月に、名古屋で行われました福岡県の主催します企業立地セミナーで、トヨタ自動車のほうから現地視察というのがございました。  その後、平成、その、トヨタ自動車が視察されたということで、再度、宮田団地への進出が再浮上したことで、先程言いました、県と町議会の協力頂きまして、再度トヨタ本社のほうに出向きまして、平成2年2月に、トヨタ自動車より、地域公団に対しまして、宮田団地の申し出が正式に行われた訳でございます。そして、長年念願でありましたトヨタ自動車の、宮田のほうに進出が実現いたしまして、平成4年12月に操業開始した経緯でございます。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 結局、何年掛かったんですかね。 ◯議長(寳部  勝君) 商工観光課長。 ◯商工観光課長(藤井 吉位君) 団地が完成いたしまして、操業までに11年掛かっております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 10年以上掛かったと。その間、色んな動きがあったと思います。  磯光は、まだ3年だからまだいいやと。こういう考えでは、なかなか難しいんじゃないかなというふうに思いますが、まさかそんなことはないとは思います。相手のあることですから、いついつまでという期限を切ることは難しいんでしょうけれども、市長、どれぐらいでめどを立てたいと。市長の考えを、ちょっと伺います。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。トヨタ自動車九州が進出してくるであろうということで、宮田団地の造成が始まった。これは、昭和49年にオイルショックが起きたのですよね。それ前まで、大体90パーセント以上の確率でトヨタ、だから、トヨタ自動車の生産ラインに合わせた造成をした訳です。ちょっと見込みが中断したということで、切り売りをしたんです。それをするさなかにトヨタ自動車九州が来たということで、そういうことも、或いは全部確保できとったら、恐らく、苅田のエンジン工場もこの地に、恐らく建設ができただろうというふうに思っておりますが、この磯光工業団地も、18ヘクタール、有効面積がございます。問い合わせはあるんです。その例がありますから、ちょっと慎重にならざるを得ないのかなということもございまして、だから、いついつまでということは言えませんけれども、私も色んなところに出向いて、色んな情報を得て、話を進めていいのかなということが、まだ確固たるものはございませんけれども、少し、時代、このリーマンショックの時よりも少し、何か上向いてきた、この情報の数等々によりますと、来たのかなというふうに思っておりますので、いつまでお前、誘致するんかということは、これはもう、それこそ相手のあることですから言えませんが、努力を重ねていきたいというように思っております。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 浜崎です。企業誘致というのは、私も先程も申し上げたように、最も重要で、最も早急にやらなければならないことというふうに思っております。磯光工業団地だけにかかわらず、もっとほかのところも開発をして頂きたいと思います。  先程、トヨタ自動車関連に限らずと、かかわらずという言葉、ありましたように、もっとほかの企業にもPRをして頂ければというふうに思いますが、宮若市のホームページを見ると、PRする点というところが、こう、パンフレットを見ますと、トヨタ自動車九州に近いということが、まず、もう一番先に書いてあるんですよね。これ、もう、パンフレット作り直さないかんのではないかなというふうに思います。  そういう中で、これ、ちょっと、定住化のほうにもかかわってくるのかなとは思うんですけれども、先程の、魅力、宮若市の魅力という点で、ちょっと、2、3質問したいと思うんですけれども、企業が来れば、当然、従業員の方々が住むところを確保するということもあると思いますが、今、その磯光工業団地に企業を呼ぶ際に、従業員の住居の確保というのは、どういうふうに考えられてるんでしょうか。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。企業が、企業の規模にもよりますけれども、セットで、やっぱり来るんです。これだけのものの、その従業員が確保、まず雇用の確保をしたい。じゃあ、住むところの確保も、どこにありますかということもあります。  今、市有地、遊休地を、今、処分をするようにしておりますけれども、あの近くに大規模な市の遊休地がございます。それは、近い将来ターゲットになってくるんじゃないかなというふうには思っておるところでございます。  だから、今、あらかじめ、この、住むところを確保しておるところはございませんけれども、そういう、有効に使える土地があるということから、十分な対応はできるんじゃないかなと。そういうことになれば、しなければいけないというふうには思っております。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 10番、浜崎です。そういった従業員さんの住居の確保をして頂くのに、また、宮若市として、魅力のあるまちづくりというのをして頂かなればなりません。  施政方針の中で、費用対効果がないからというお話がありました。多くの施策を実行をして、初めてこういったものが、魅力というものが上がってくるんではないかなというふうに思いますので、是非、下水の設備であるとか、ブロードバンドに関してもそうです。教育環境、それから、そういったものを整えて頂きたいと思います。  企業誘致については、以上で終わります。  次に、職員の方々の勤務実態について、お伺いをいたします。これ、12月の定例議会の時に、一般質問で同僚議員が同じような質問をされました。私は、この職員の方々の健康面という点から質問をさせて頂きたいと思います。  2007年に、仕事と生活の調和、ワーク・ライフ・バランス憲章というものが策定をされております。現在、官民を挙げてさまざまな取り組みが進められているということでございますけれども、宮若市ではどのような取り組みがあるのかということをお伺いいたします。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部次長。 ◯総務企画部次長(山本 和久君) 総務企画部次長です。今、働く者に対する取り組み、事業所としての取り組みですけども、現在、市では、これは労働安全衛生法に基づきまして、衛生委員会を設置するようになっておりますが、この設置を、当然、いたしておりまして、この労働安全衛生法に基づきます衛生委員会の中に、産業医の方に入って頂きまして、働く者、我々働く者の健康障害の防止、それから健康診断の実施、そして健康の保持、増進に関する取り組みについて協議をいたしまして、近年は、具体的には、研修会を催しまして、メンタルヘルス等に力を入れた研修を実施いたしておるところでございます。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) このワーク・ライフ・バランス、仕事と生活の調和と。これは非常に大事なことであるということで、残業が1日2時間を超えると、健康への影響が明確になってくるという調査の結果がございます。また、60時間を超えると、脳疾患、心疾患のリスクが、相対的に2、3倍になるというような結果の報告がありますので、このことについて、少しお伺いをしたいと思いますけれども、平成21年、22年について、災害の影響ということで、産業振興課、非常に残業が多かったというふうに聞いておりますが、災害抜きで考えた場合、恒常的に残業が多いというのは、どこの課になるんでしょうか。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部次長。 ◯総務企画部次長(山本 和久君) 議員ご指摘の、災害対応を除いて恒常的に時間外が多いところということでございますけれども、これは、その業務のありようにつきまして、例えば、税務課あたりで例に申し上げますと、平均した業務ではなくて、短期間といいますか、申告を受けつけまして、賦課をする間とかに、期間的に集中する業務がございます。そういった点では税務収納課等々、それから、例えば、色んな事業課に関して申し上げましても、災害対応以外で言いますと、国庫補助事業の申請時期等々になりますと、事業がどうしても集中する場合がありますので、恒常的にどこが多いかと言われますと、毎年、ここが一番ですというようなところはありませんので、そういうことから申し上げますと、なべて言いますと、時間外で言いますと、今、申し上げましたような、短期間に業務が集中するようなところが多くなっておる傾向でございます。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 10番、浜崎です。長期間時間外労働ということで、過労死と認定されるにはどのような要素が必要かということになると、2か月間ないし6か月にわたって、1か月当たり概ね80時間を超える時間外労働ということが、明記されております。これは、インターネットでちょっと見たんですけれども、SMBCコンサルティングというところが出しているものですけれども、今、税務課が、その時期的なものがあるということでありましたけれども、大体、これ、集中して、一番多い時期が大体1月から6月、ないし2月から5月ぐらいの間じゃないかと思います。この間、大体どれぐらいの方が、どれぐらい残業されてるんでしょうか。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部次長。 ◯総務企画部次長(山本 和久君) 総務企画部次長です。今、ご指摘の税務収納課関係の賦課時期ですけれども、これは、1月から市民税の賦課になります6月までの間の半年を例に言いますと、23年の実績ですけども、1月から6月までの時間外の総時間数が、2,676時間になっております。1人当たりの月平均から言いますと、平均時間数は30.8時間という状況でございます。
    ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 10番、浜崎です。月当たり30.8時間ですか。人によっても違うと思うんですけれども、一番多い方で、1日当たりどれくらいあれされてますでしょうか。一番多い時、どれくらい残業されてますか。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部次長。 ◯総務企画部次長(山本 和久君) 総務企画部次長です。個人の実績は手元に、今、資料、ちょっと持ち合わせておりませんけれども、税務課の中でも一番時間数が多い時期、先程、1月から6月までということで申し上げましたけれども、一番多い時期が、4月、5月、これが全体で600時間を超える。5月で約500時間という状況になってます。平均すれば、先程、1月から6月までの時間数を人数で割りまして、1月の平均時間、それから1人当たりの1月当たりの平均時間でしますと30.8時間になりますけれども、基本的には、1月から6月までということでお答えしておりますので、月を特定すれば、4月が一番多いような状況が見受けられるということでございます。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 4月が600時間ですかね。4月、5月で600時間で、5月が500時間ということですよね、多い方で。 ◯総務企画部次長(山本 和久君) いや、トータルです。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) トータルで600時間ということは、済みません、ちょっと計算機持ち合わせてないんで。ちょっと、これだけ聞いても多いかどうかのは、ちょっと私、分かんないんですけども、要は、夜、ここの前を通ると、結構遅い時間にも電気がついてるんです。私も毎日毎日ここ通ってる訳じゃないですけれども、たまに通った時でも、ほぼ、10時、11時、電気ついてます。これ、10時っていうと、大体もう5、6時間になるんですよ、10時、11時っていうと。こんなに遅くまで仕事されてるのかなと。これが毎日ということになると、相当、やっぱり、疲労というか、そういったことも考えなければならない、健康面について考えなければならないんじゃないかなというふうに思います。  何か、こういった、例えば、その税務課の例にとりますと、これ、毎年のことじゃないですか。毎年この時期は多いということでありますので、何か、あらかじめ分かっていることですから、こうやって、対策とかいうのは、これ、とられてるんでしょうか。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部次長。 ◯総務企画部次長(山本 和久君) 総務企画部次長です。まず、課としての対策は、業務が集中する時に、課の人員で、集中する業務を振り分けるとかして、個人的な業務の負荷が掛からないような工夫はしておりますし、また、税の申告の点に関しましては、税務課職員に限らず、税務課経験者で、申告受付事務が可能な者に関しては、一時的にサポートする体制もとっておるところでございます。  それから、議員、冒頭に言われました、家庭と職場の両立に関してですけれども、これは、次世代育成支援対策推進法というのが、国において定められまして、各事業者、自治体が、計画を個別に定めるようになっておるところでございます。  これは、私共のほう、宮若市でございますけれども、これも、職場と家庭の両立で、社会環境の整備を図っていこうという国の一連の動きの中ですけれども、時間外につきましては、この行動計画の定めを以ちまして、職員の超過勤務時間数の上限を、月30時間程度、そして、年間は360時間以内におさめるようなことを達成目標として、取り組みを進めておるところでございます。  これも、全体的には、先程から税務課が集中する業務の事案で例に挙げておりますけれども、全体では、21年度、22年度も、年平均の全体の時間外数としましては、21年度で193時間、22年度で160時間でございますので、実際には、年間の目標360時間以内にはおさまっておる現状はございます。ただ、特筆すべき点は、災害が発生したり、一時的に個人の担当業務に負荷が掛かる場合等もございますので、全員が1月30時間以内におさまっているかというと、そうでない例もございます。そういう場合に関しましては、本市の場合ですけれども、一定の時間数を超えた職員等に関しましては、産業医による面接の実施をいたしておるところでございます。そういうことで、時間外が増えた原因の追及と、実際に時間外を対応しました職員の健康管理等々、十分聞き取りもいたしまして、とれる手だてについては、対策を講じておるところでございます。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 突発的なもんは仕方がないと思います。ただ、この税務課のように、毎年この時期に集中するということが分かっているところに関しては、残業が多ければ、少なくなるような形で、対策をとって頂きたいと思います。  次に、もう一つお聞きしたいのが、私、教育民生委員会で、土日とか休みの時に、各種イベント、市のイベント等で出ることがあります。その時に、ほぼ確実におられるのが、社会教育課の方々が、休みの時に休日出勤をされていらっしゃいます。  この方々は、相対的に多いんじゃないかなというふうには思いますけれども、これ、休日出勤をしたら、振替休日というのはとるようになってるんでしょうか。とられてますかね。 ◯議長(寳部  勝君) 社会教育課長。 ◯社会教育課長(吉田 順一君) 社会教育課長です。今、浜崎議員からご質問ありましたように、確かに社会教育事業、さまざまな事業、或いはイベント等々で、土曜、日曜の出勤は、比較的多ございます。これに出勤した職員については、事前に伺いを出しまして、出勤した時間に応じて代休で処理をしておる状況にあります。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 10番、浜崎です。振替休日というのは、当然、平日にとられるというふうに思うんですけれども、そのために、年次有給休暇、これ、とりにくくなってるんじゃないかなと、ちょっと思ったんですけれども、その辺は如何でしょうか。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部次長。 ◯総務企画部次長(山本 和久君) 総務企画部次長です。今、休日出勤の振替の代休は、そのためにその年休がとりにくくなっておるんじゃないかということでお尋ねでございますけれども、実績から申し上げましても、社会教育課を限定して実績を踏まえましても、決して、23年、この休暇に関しましては、1月から12月で12月分でとらえをいたしておりますけれども、社会教育全体の23年では、有給休暇、年休の取得が118日ということで、平均しましても9.8日ということでありますので、決して、そういうことが支障を来す原因にはなってないというふうに考えております。 ◯議長(寳部  勝君) 10番、浜崎議員。 ◯議員(10番 浜崎 稔哉君) 10番、浜崎です。職員の方の時間外に関しては、これから先、地域担当制というところも入ってくる訳です。これは、時間外には入ってこないというふうに思っておりますけれども、先程も言いました、税務課の忙しい時期、これに、またこのような地域担当制というものがかかわって、重ならないようにというか、重なる分はしょうがないんでしょうけど、なるべく個人に負担が掛からないようにして頂きたいと思います。  これで、一般質問を終わります。 ◯議長(寳部  勝君) これにて、浜崎議員の質問を終了いたします。  ここで、昼食のため一旦休憩し、午後1時から再開いたします。                  午前11時50分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後1時00分再開 ◯議長(寳部  勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、吉野議員の質問をお受けいたします。19番、吉野議員。 ◯議員(19番 吉野 英史君)〔登壇〕 午後の一番ということで質問をさせて頂きます。  今回、私は、空き家対策についての質問をお願いしております。質問要旨の1として、市内の空き家の現状は把握しているか。2、空き家について市民からの苦情はあるか。又、その件数は把握をしておられるか。3点目、現在、放置されている空き家に対策は何かしておられるか。4点目に、先進的な例を参考に「空き家管理条例」の制定についてどう思われるか、この4点にわたって質問をいたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ◯議長(寳部  勝君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、吉野議員から空き家対策についてというご質問を頂いております。順次ご答弁を申し上げます。  まず、ご質問にあります管理されずに放置されている空き家についてということでございますので、まず、1点目の空き家、放置空き家の現状把握についてというご質問と、2点目の放置空き家に対する市民からの苦情やその件数についてというご質問につきまして、まとめてご答弁をさせて頂きたいと思います。  現在、市内全域での放置空き家の現状把握はいたしておりませんが、自治会等から年に数件の相談があっておりまして、現地確認をいたしておるところでございます。  次に、3点目の放置空き家対策についてでございますが、現在、放置空き家に関する自治会等からの相談内容に応じまして、所有者に連絡をとる等、案件ごとに可能な範囲で対応を行っておるところでございます。  4点目の「空き家管理条例」の制定についてでございますが、既に空き家の管理に関する条例を制定する自治体におきましては、空き家が管理不全な状態になることを防止することを目的として条例が制定されているようでございます。本市といたしましても、県内の数団体で条例が制定をされておりますので、調査研究を行って参りたいと考えておるところでございます。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 再質問をお受けします。19番、吉野議員。 ◯議員(19番 吉野 英史君) 19番、吉野でございます。空き家の現状についてはわからないが、相談のあった案件について確認をされたというふうに市長答弁がございました。私が見ますところでは、実際には相当数の空き家があるというふうに、私の見た限りの感想なんですが、あると思います。市民に空き家の情報提供などを促して頂くと、そういったことの又仕組みなどがありますれば、もっともっと空き家に対する市民からの情報やら相談があるものかと、あるんじゃなかろうかと私は思います。  又、何を以って空き家とするかという定義につきましても、非常に色んな資料を見ましても難しい面があるというふうに思います。実際に住所はあるが、遠方におられる方やら、長期間施設に入所されておられるケースなどがおられたり、なかなか地域住民、いつも生活しとる回る周辺を見ても、なかなか分かりづらいというようなことがあるというふうに思います。  先日、同僚議員からもお話がありましたけれども、昨年、直近の3か月で、県内、県外への現役世代を中心とした転出者が247名おられるというふうな報告も受けておりますが、こういったことも空き家に、空き家といいますか、こういった影響が出てくるんではなかろうかというふうに思います。極力空き家の実態の調査には、積極的に今後とも取り組んで頂きたいというふうに思いますが。  そこで、宮若市を地勢的に見て、空き家の数は、今後、傾向として増えていくんだろうか、どうだろうかということの市の見解なりを伺いたいと思います。 ◯議長(寳部  勝君) 企画財政課長。 ◯企画財政課長(大五 裕之君) 企画財政課長です。今、議員のほうからお尋ねの、地勢的に見て、今後、どうなのかということでございます。現在の社会状況を見ますと、核家族化の進行とか、或いは長寿命化、そういった社会の状況を見ますと、本市に限らず、こういった空き家というのは増加傾向になっていくのではないかというふうには考えられます。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 19番、吉野議員。 ◯議員(19番 吉野 英史君) 19番、吉野です。今後も相当数こういったケースが増えていくんじゃなかろうかというようなことですが、市民の苦情や相談とかいうものも、実際、地域におりまして、地域住民同士のつながりや個人情報とかいうようなことの配慮があって、よっぽどかなり長期にわたって放置されない限り、自治会や近所の人も、市に、こういう空き家があるんだがとかいうような相談も、そこまで勇気ちいいますか、踏み切れないとかいうような事情もあります。かなり悩ましい問題であることは十分分かる訳ですが、市長答弁で、案件ごとに可能な範囲内で対応されているとの答弁がございましたが、どのような対応をされているのか、具体的にお願いいたします。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。 ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。ただ今、吉野議員からのご質問で、空き家について、市民からの苦情、件数含めて、あっている内容に関しての具体的なものを聞かれているんだろうというふうには考えております。先程、課長も答弁しましたように、60歳以上の方が3,141人の単身者という形でいらっしゃいます。そういった方々が病気とか、もしくは施設等に入られて、空き家の状態が続くということが、今後、考えられるということで、増えていく傾向にはあるというふうには思っております。  その中で、数件の自治会からの苦情というんですか、そういった部分が寄せられた内容を一つ例にとりますと、たまたま放置をされて、もう10年以上になるということで、隣近所で子供達が入って、放火等が起こるんではないかとか、もしくは、ホームレスの方が住みついてしまうんではないかとか、そういうようなおそれがあるというようなところを、ちょっとお話があって、色々調べてはいた訳ですが、具体的には、どうしても個人の財産ということになりますと、なかなか行政としてもプライバシー保護の観点から、踏み込んで調べるというのはなかなかできにくい状況でございます。  その中で、税的には課税がされているんではないかというようなこともあって、税務課あたりに尋ねてみて、色々調べてみた結果でございますけど、たまたまこの物件に関しては非課税ということで、納税管理人等も制定されてないような状況がございまして、なかなか本人さんを限定するものを引っ張り出すというのは難しい状況がございました。  そういう意味で、できるだけそういったことをしない前に、しない前というよりも、そういう放置をされる前に、事前に分かるような方法を、今、内部的に検討をいたしておる状況でございます。解決策にはつながってはおりませんけれど、現実の中では、何らかの方策を立てないといけない時期が何れ来るかなというふうには思っております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 19番、吉野議員。 ◯議員(19番 吉野 英史君) 有難うございます。所有者に連絡をとるというようなことを検討頂いたんですが、どんな状況ですか、その所有者の方にたどり着けたのかな、そういう件に関しては、よろしくお願いいたします。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部次長。 ◯総務企画部次長(山本 和久君) 総務企画部次長です。今、お尋ねの所有者の方への連絡事項ですけれども、これも先程、部長が答弁しましたように、税の面では色んな守秘義務状況もありますので、私共で知り得た情報を市民の方にお伝えするようなことは直接できない部分はありますけれども、状況に応じまして、お困りの状況等を把握しまして、市でできるだけ内部調査をいたしまして、市として対応できる点については市として対策を講じたいということで、関係課で協議を行っておるところでございます。  それから、吉野議員、最初に言われましたように、空き家の定義が非常に困難であるということで、実際に住民票をこちらに置いてある方でも、入所、入院とかの状況で空き家になっている場合もあるでしょうし、又、親類縁者の方がこちらにいないけれども、管理は市外の方がされてあるような状況もあると思いますし、ですから、その辺は一般的に言いますと、こういう問題は、まず、民間の問題は民間で実施していただくというのが基本原則になりますので、まず、そういう手だてが講じられる方がおられるのか、どうなのかと。おられれば、そちらに連絡をすることが基本になると思います。そういう面で、私共で苦情を受けて、できることに関しては内部で調査をいたしまして、できる範囲で対応はさせて頂くということで、関係課で協議、対応を、今、行っておる状況でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 19番、吉野議員。 ◯議員(19番 吉野 英史君) 19番、吉野です。去る、平成21年11月15日に、私の地元でございます山口で、倒産をいたしました運送会社の車庫兼事務所にそういった建物がございました。これが長期間、管理なしで放置されておりましたので、日を追うごとに車庫みたいなところに年々廃棄物の投棄が始まりました。始まったんです。最初の内は、やっぱ地域の方がなかなか感心な方がおられて、自発的にちゅうか、今は、村でいいます出方などをされて、改修ちゅうか、処分をされておったんですが、結局、それも次から次と、片づけちゃ投棄され、片づけちゃ投棄されで、なかなか不法投棄ちいいますか、不法投棄とは今日は議題が違うんですが、結局は、空き家があったために、空き事務所があったために、年々不法投棄の案件がとまりませんでした。市にその件を自治会長さんを通じまして、ご相談を申し上げたんですが、何度も何度も足を運んで頂いて、地域の方の代表であります自治会長さんに頂いたんですが、民地と県有地といいますか、この境界ちゅうか、その境目が分からない訳です。その境目の分からないとこに投棄されておられますんで、県のほうの所管します、県のほうの県道西部事務所の担当の方と、又不法投棄でございますので、警察の方も立ち会って頂いて、ご相談をしましたが、それ以後、捜査の進展もなければ、どういったものを片づけて処理するのかとかいうことも、しばらく何度も何度もお尋ねした訳ですが、ご回答がございませんでしたので、とうとう、市が、今、年に1回程実施されておりますクリーンアップ作戦ですか。で、処理に当たったということになった訳です。その作業に当たりましたのは、地元からも自治会と近隣の自治会の役員クラスにも声が掛かりまして、市内のボランティアの方に、私が尋ねましたら100名、出入りはありましたけれども、100名程度の方のボランティアの方が作業に出てこられて、機材その他の搬送トラックなどのシルバー人材センターやじんかい処理費用とかいったものの経費を合わせて、これは試算で、正確な試算ではございませんが、43万1,000円程掛けて、この廃棄物の処理を行ったというようなことがございました。その後、県の担当が、空き家が侵入できないように、空き家に部外者が立ち入りできないように、ガードレールを設置して頂いたんです。その時私が感じましたのは、相談に行った時に、もう何といいますか、次から次に廃棄をさせないために、何か施策を講じてくれというようなことを言ったんですが、ごみが片づいたとたんにガードレールを設置を、県のほうの担当が即、すぐ対応しました。これを、もうちょっと早くそこに侵入できないような措置を、早く担当といいますか、土地を管理する担当のほうで処理をして頂いたら、ここまでの深刻な状況にはならないでよかったんじゃなかろうかと、私はつくづくそういうことを感じました。  そこで、ご質問申し上げますが、空き家に関して、だれのものか、公共のものか、民地であるのかとかいった、市民になかなか境界その他持ち主が分からない件に関して、相談の窓口の、今、先程、部長のほうが相談を受けておるということでしたが、どこに言っていいんやろうかとかいうふうなことを、各自、口々に聞かれる訳です、地元の方が。相談の窓口の一元化について、どういうふうにお考えを考えておられるか。  それと、先程、部長のほうもおっしゃっておられましたけれども、放置された空き家には、不審者がいわゆる侵入、不審者が侵入しやすい状況で、だれも管理しない訳ですから、廃棄物が投棄されたり、放火とかいうような、最悪の事態も想定される訳ですから、そういった状態にならないように、どうかお願いしたいと思う訳ですが、行政として、こういうケースには、可能な限り応急的にも立ち入り禁止措置などをとらねばならないような義務があるんじゃなかろうかと、私はそう思う訳です。この2点についての回答を、ご見解をお伺いします。 ◯議長(寳部  勝君) 企画財政課長。 ◯企画財政課長(大五 裕之君) 企画財政課長です。まず、1点目の相談窓口の一元化ということでございますけども、基本的には、そういう大きなある程度の問題になっておるということでしょうから、地域全体の一定の課題という形になっておると思われますので、自治会長さん等がご相談にお見えになると思われます。今でも、私共のほうで、自治会を担当いたしております企画財政課の中に、まちづくり推進係というのがございます。一元化ということではございませんが、自治会長が、行き先が分からないということでお見えになる場合は、私共のほうに結構お見えになりますので、まず、私のほうで、そういった場合はお話をお聞きして、直接関係のある課と協議をするなり、連絡調整をするなりして参るべきと思っております。  それと、次の2点目の入り口等の封鎖ということでございますけども、これは最終的に県が県道沿いで倉庫ということであったということで、ガードレールをすることによって、その中に侵入できないようにされたという形で、理解をいたしておりますけども、いきなり入り口を封鎖するというのは、なかなか市としてもできないことでございますので、個別、どういったことが対応可能かということを考えながら、とり得る対応をとっていくということにならざるを得ないのかなというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 19番、吉野議員。 ◯議員(19番 吉野 英史君) 侵入を、これ以上の侵入を防ぐちゅうことで、自治会も、法的にはそういうことが許されるのかどうか分かりませんけれども、自治会のほうでコンポストやら色々準備されて、法律のことは分からないけど、とにかく自分達で守ろうやちゅうようなことで立ち上がって、何やら張っとったら、張っておられたんです。だけ、市として個人の財産、もちろんそうなんですが、尊重せないかんところでしょうけども、ある程度は、そういう悲惨な状態といいますか、過激な投棄が行われておる。本当、申し上げても、ちょっとこれは公式の場で申し上げられないようなものまで捨ててある訳です。それに業を煮やして、地元の方が、これじゃたまらんというようなことで立ち上がって頂いた訳ですが、市として、何か市民が顔をそむけたくなるようなものが投棄されとることについて、もちろん個人の財産でありますから、市としてはできないというのはちょっとそうなんですか。もう一回、答弁お願いします。 ◯議長(寳部  勝君) 企画財政課長。 ◯企画財政課長(大五 裕之君) 企画財政課長です。できないと申しましたのは、いきなり入り口を封鎖してしまうということが、全てできるということにはちょっと考えられませんので、どういった対応が可能かということを、関係部署とも協議しながら、対応できる対応策をとっていくということでご回答をさせて頂いたところでございます。 ◯議長(寳部  勝君) 19番、吉野議員。 ◯議員(19番 吉野 英史君) 19番、吉野です。これ以上、なかなか悩ましい問題であるちゅうことも、私、先程言いましたように、難しい問題であろうかというふうに思う訳ですが、条例の制定についてということで、4点目に掲げさせています。この条例ができれば、全て問題が解決に至るということはあり得ないということは十分、どなたさんでも気づかれると思いますが、今後、先程、部長もおっしゃられました。核家族化や少子化、過疎化などで、こういったさまざまな要因で、ますます進行が予想される空き家の問題について、平成22年度の国の調べちいいますか、全国調査で、757個の空き家が存在するというような調査結果を、新聞報道かなんかで見ました。これを、国に対策を、各市町村が対応策を求めたんですが、なかなか国のほうではっきりとした予算もつかないし、仕分け作業あたりでも、そういったものが頓挫したといいますか、そういった状況にあった訳です。このような状況の中、各自治体が独自に対策に乗り始めておりまして、空き家条例を全国に先駆けて、埼玉県所沢市の、ここが、それこそ全国に先駆けて、空き家条例の制定に取り組まれた訳です。管理が不十分な持ち主に対して、適切な措置をとるように指導や命令を出し、それに全く応じない場合は、所有者の名前を公表するとした結果、年間一、二件だった自主的撤去が14件に増えたそうです。条例化したことで、市民にもそういう周知が行きわたったんじゃなかろうかということで、そういう所有者の意識が変わったということで、一定の評価をいたしておりますが、又、山形県の酒田市では、老朽化した、火災や犯罪につながるといった一定の条件が満たせば、管理不全と定義し、市長が必要な措置を助言、指導、勧告できるとして、勧告に応じない場合は、履行期限を設けて措置を講じるように命令でき、立ち入り調査や住所、氏名、命令内容を公表するというようなことを条例の中でうたっておるそうです。  このような厳しい規定なり何かがあれば、深刻な状態になる前に手が打てるのではないかというふうに思いますが、このように全国の市町村が続々と条例制定に踏み切っております。  そこで質問でございますが、条例で罰則規定、ましてや過料などを盛り込むことが可能かどうかお尋ねします。例えば、東京でニュースで知ったんですが、私、たばこを吸いますが、路上喫煙の罰金ちゅうんですか、ポイ捨てでも罰金を取られたというようなこと、ニュースで見聞きしたものですから、条例で、こういうふうな厳しい過料まで含めたような罰則規定を盛り込めるものなのか、どうかという点についてお尋ねします。 ◯議長(寳部  勝君) 企画財政課長。 ◯企画財政課長(大五 裕之君) 企画財政課長です。今、吉野議員からの、条例に罰則を盛り込むことができるのかというご質問でございます。条例におきましては、議会の議決を得て制定するものでございます。ただし、罰則としては、盛り込むことは可能でございますけども、罰則を盛り込む場合は、事前に司法関係と、事前に協議等をすることが必要になっております。そういう手続を踏まえた上で罰則を制定することは可能な形になっております。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 19番、吉野議員。 ◯議員(19番 吉野 英史君) 19番、吉野です。先程申しましたように、非常に難しい問題でありますし、私の質問内容にも、制定について、空き家管理条例の制定について、どういうふうなスタンスをとられておるかというような質問でございましたので、最後に、もう一度市長のほうにお願いしたいんですが、お隣の環境先進地とでも言いましょうか、宗像市でも条例を、この条例を、条例案を取り入れ、条例を取り入れております。これの条例の中には、職員が現地に立ち入り調査できるような、こういうふうなことを盛り込んでおる訳です。もちろん、捜査、警察などの捜査と一線を画すものでありますから、それ以上の権限が与えられるかどうかは分かりませんが、このような実効性のある条例の制定に向けて、再度、市長のほうに、申し訳ございませんが、答弁をお願いいたします。よろしくお願いいたします。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。宮若市内に空き家の住宅がかなり存在をしていて、地域の方々、非常に困っているという状況も、私は、耳にいたしております。又、宗像市にも、空き家対策条例というのも制定をされておることも承知をいたしておる訳でございますけれども、質問にありましたけど、条例を制定したから、すぐさま、直ちに実効が伴うかと、効果が伴うかということ、若干、疑問を感じるところではございますけれども、条例制定すれば、罰則規定もこの条例の中に織り込むこともできます。職員の調査権というのも、宗像市はできるようになっておるようでございますが、ただ、宮若市も、まず、この実態を調査をして、それぞれの自治会にそういう放置した空き家家屋がどれくらいあるのか、どれくらいの地域にご迷惑を掛かっているような状況なのか、そういうこともしっかりと把握する必要があるだろうというふうに思っておりまして、そういうものをした結果、どうしても要綱なり条例なりが必要であるということになれば、その時点で判断をしたいというふうに思っております。  よろしくお願いします。 ◯議長(寳部  勝君) 19番、吉野議員。 ◯議員(19番 吉野 英史君) 是非とも、全国的にも続々とこの条例を導入しております関係で、本市、我が市におきましても、あと5年、10年先にも、こういった深刻な状態を、ネガティブな話なんですが、深刻な状態にならない前に、条例でひとつ市民の意識を喚起していただくというようなことをお願い申し上げまして、質問を終わります。 ◯議長(寳部  勝君) これにて、吉野議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(寳部  勝君) 次に、和田議員の質問を一括してお受けします。7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君)〔登壇〕 7番、和田です。質問通告に従いまして、1回目の質問をいたします。  質問事項としましては、県道中間・宮田線の整備について、2項目めに、乳幼児医療費の拡充について、質問要旨としましては、道路拡幅計画と進捗状況について、それから、乳幼児医療費の拡充の取り組みについては、平成17年、旧宮田町6月議会におきまして、定住化促進のために、中学卒業まで医療費無料化で定住政策に成功した事例を、私は述べております。その翌年、18年、宮若市6月議会におきまして、乳幼児医療費就学前まで、完全無料化を実施するよう、何れも一般質問で求めております。その中、19年3月議会で、本市、宮若市におきまして、条例制定がなされて、今日に至っております。更なる拡充を求めますが、この間、どう取り組まれたのか、お尋ねをいたします。 ◯議長(寳部  勝君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、和田議員から2点にわたりましてご質問を頂いておりますが、順次、ご答弁を申し上げさせて頂きます。  まず、県道中間・宮田線でございますけれども、現在、龍徳、下口地区の第1配水樋管付近から、上流の市道恵ヶ谷線との交差点付近までの約520メートルにつきまして、歩道整備計画がございますが、下流より160メートル間につきましては、平成18年度に用地買収及び一部工事が完了をいたしておるところでございます。計画区間の流末となります第1配水樋管が断面不足であったため、平成19年度より調査設計を実施して、国土交通省との河川協議が行われておりまして、本年度末には協議が終了するとのことでございます。この樋管改修工事とあわせまして、残る未整備区間につきましては、本年、秋ごろに工事着手の予定でございます。その後、年次的に整備を進める計画であると伺っておるところでございます。
     続きまして、乳幼児医療費の拡充でございますけれども、現在、福岡県の制度で、就学前までの乳幼児について、医療費の自己負担分を助成しておりまして、3歳以上、就学前までの乳幼児については、所得制限があり、自己負担を定額制としておりますけれども、本市では、独自に自己負担を完全無料としておりまして、現段階では、それ以上の拡充を考えてはおりません。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 再質問をお受けします。7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 県道中間・宮田線の起点は、どこからどこまでなのかが1点と、龍徳地区の下口橋から警察官舎の間、この道路の拡幅、それから歩道の計画はどのようになっているのか。  3点目、昨日、中島議員が、土砂搬入のトラックの件で、1分間に往復で28台ということを言われました。そこで、企画財政課長が、搬入先のところに、登校時間の間、搬入をやめて下さいという申し入れをしているということを言われました。私は、龍徳地区に、横断歩道に、この議員になって8年間、横断歩道に立っているんですが、8時まで搬入をさせないと言われましたけども、帰りの便が、私が立っている間、通っている訳です。それと、搬入して、搬入する車と往来している訳ですが、これは行政として、規制はできないと思うんですが、搬入だけじゃなくて、その間の通学路にも、こういう事態が起きているということがありますんで、業者のほうに十分申し入れをして頂きたいというふうに思うんですが。  それと、学校教育課長にお尋ねしますが、その龍徳地区で、こういうことがあるというのはご存じですか。  以上、4点。 ◯議長(寳部  勝君) 国県道対策室長。 ◯国県道整備対策室長(春田 政男君) 国県道整備対策室長です。ただ今の議員お尋ねの中間・宮田線の起点はどこかという点でございますが、起点といたしましては下口橋付近、今、整備が終わってますところからが起点となります。  それから、2番目のサンアイの前の交差点、官舎のとこですか。あの部分につきましては、今、県のほうと要望はして参っておりますが、予算の関係もありまして、なかなか進んでいないのが現状であります。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 企画財政課長。 ◯企画財政課長(大五 裕之君) 企画財政課長です。要請の関係というふうに理解してよろしいですか。行政の申し入れという形で。今、議員からのご指摘ございました、まず、土砂の受け入れ事業者の方に対しては、年に数回、色んな協議でお会いする機会がございますので、その時には、特に、交通事故等への注意の形はお願いをいたしております。申し入れも行っておりますけども、特に、子供さんが、朝8時前後に通学時間となりますので、それが終わって受け入れとなるように、持ってこられる業者の方にも指導をお願いしますという形での要請は行っておりますので、これについては、今後も、機会あるごとに申し入れを行っていきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 学校教育課長。 ◯学校教育課長(灘波 千明君) 学校教育課長です。龍徳地区、交通量が多いところでございますが、朝の子供の通行時間にトラックが数台多く走っているということは、余り認識しておりませんでした。認識していませんでした。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 国県道対策室は、私が聞いたのは、県道中間・宮田線の起点はどこからどこまでですかって聞いたんです。  それと、民有地の買収です。先程、市長は、民有地の買収は、下流側で終わっているということを答弁されました。あとどのぐらい残っておるのか、民有地で。その2点について。 ◯議長(寳部  勝君) 国県道対策室長。 ◯国県道整備対策室長(春田 政男君) 国県道整備対策室長です。先程、報告いたしましたことについては、ちょっと取り下げさせて頂きまして、再度、答弁させて頂きます。1点目の……。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。先程、国県道対策室長のご答弁で、和田議員のほうから、中間・宮田線の起点についてのご質問があっております。起点につきましては、旧宮田町、宮田磯光駅、これが起点となっております。  それと、終点につきましては、もしこれ、私、勘違いであったら申し訳ないですけど、中間の市役所の中間大橋ですか、あそこが終点になっとったんではないかなと思っております。  それから、民有地の買収について、あとどのくらい残っているかということでございますけど、県道と元龍伸跡地の間に、市有地を含みまして、面積的には約350平米程度の用地未買収地が残っている状況でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 学校教育課長は、認識してないということでありました。あの通学路、ご存じと思うんですが、歩道が90センチしかないんです。雨降り、傘を差せば、ダンプカーに吸い込まれそうな感じをするようなところなんです。ですから、企画財政課長と十分協議をされて、時間帯をずらして頂くというような申し入れを、是非、して頂きたいというふうに思っています。  それから、民有地の買収の件ですが、あと350ということですが、それとあわせて、市が保有している採石場跡地があるやないですか。これも当然、県道の拡幅、歩道の拡幅に掛かってくる訳ですが、県のほうに、もう買収は終わっているんですか。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。この本路線の改修に伴います私有地の買収につきましては、過去、本地区の用地買収協議を行った経緯はありますけど、現在まで、用地買収は、まだ終わっておりません。  今後、協議を行っていくということの予定をいたしております。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 民有地は、もう既に下流側は買収が終わってる訳です。それは、拡幅するために買収は終わっとう訳です。市の持ってある市有地が、協議をしたけど、そのまんま、それが下の下流の方の財産を売ってある訳です。道路を拡幅、協力するためにです。市が協議をして、そのままになっとる。それは如何なもんかなと、私は思う訳ですが、是非、あの道路の状況、課長、龍徳やからご存じと思うんですけど、大型車両が対面通行できないんです。市が保有している側溝の中に大型車両が落ち込んだことがあるんです。道路の幅員が2.7メートルなんです。落ち込んだ車両の幅が2.7メートルです。通れんとです。だから、そういう状況が何十年も続いて、道路の拡幅は地元の要望からもあったと思います。民有地は買収が終わっとう訳ですから、そこんとこをしっかり、どういう考えでおるのか、ちょっとお尋ねします。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。ただ今、和田議員からのおしかりを受けております。本路線につきましては、平成19年度におきまして、道路改良計画に伴います国土交通省との樋管の工法協議において、当時、新たな調査設計費が発生したということで、予算の関係もありまして、具体的な動きができずに、平成20年度からちょっと予算の確保ができまして、その後、測量調査設計を行って、現在、やっと樋管の改良に伴います架線協議が終わったところでございます。本来でありましたら、議員、今、ご指摘のように、21年度以降がちょっととまったような状況になっておりました。この案件につきましては、先程、議員からもお指摘を受けていますように、私も龍徳でございますし、幅員が狭小で大型車が離合できない状況は十分認識をいたしております。その辺、その要望につきましては、毎年、直方県道事務所と実施をいたしております市町連絡協議会、この場におきましても毎年、現地のほうにご案内いたしまして、早急な対策をお願いをいたしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) もう、民有地が買収されたところは、さっき市長の答弁の中にもありましたように、もう側溝が既に入っているんです、側溝が。その側溝を見ましたら、市有地の中に調整池があります。この調整池の水が、その側溝をはけ切らなくて、梅雨時期、大雨が降った時、短時間ではありますが、道路が冠水して、通行がしにくいというようなことは、部長はご存じだと思うんです。今の県道の側溝が入っているところは、道路側溝だから、県がこのパイでいいというふうに入れてると思うんです。じゃ、調整池の水はこのパイで足りるのかなというふうに思うんですが、その辺、どうですか。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。和田議員からのご質問の中の現段階で、現地に新たに施工された断面で、採石場跡地の雨水対策ができるかというご質問でございます。採石場跡地内の雨水につきましては、現在、採石場跡地内にある仮設調整池より、中間・宮田線の現在の道路側溝に放流をいたしております。あと、採石場の跡地整備計画におきまして、現状の地形に合わせた調整池を設置するように計画をいたしております。この計画策定におきまして、この放流先が、現計画の県道の道路側溝になりますので、調整池のいわゆる排水機能を調整して、その現在の設置されています計画で流せるような断面で調整しながら出すということで、県との協議を行っております。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 部長、大雨の時に、採石場跡地に見られたことはありますか。7本の滝ができるんです。その日だけしか見れません。地元は幻の滝と言っていますが、それだけの水が、今の調整池、簡易的に何かつくってある訳でしょう。その中にものすごい勢いで入ってくるんです。それと同時に、周りの砕石が側溝の中にたまって、県が毎年1回ぐらいしゅんせつですか、やっています。これ本当、長い間続いているんです。近所のおばちゃんが、あそこ歩いていっているんです、バスに乗るのに。これは、今、事故がないからいいようなもんの、年次的に計画はされていると思いますが、早急に完工して頂きたいと思うんですが、この県道、例えば、下口橋から粥田橋の間、この間の工事の完工はどのくらいになるんですか。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。ただ今、和田議員ご質問の、完工時期でございますけど、今、下口橋からというご質問でございますけど、県の今回の中間・宮田線の道路改築、いわゆる歩道設置を兼ねた道路改築でございますけど、基本的には、松井店から当初計画が粥田橋、この区間で計画をされまして、今、現地では、粥田橋から、前の龍伸鉱業の入り口ぐらいまで完成形で来ております。それで、あと残工事が、当初、市長答弁でもありましたように、当然、残工事が残っておりますけど、この残工事につきましては、23年度に一応、国交省との河川協議が終わりました関係から、本年度──24年度におきまして、用地交渉及び市との協議を行いながら、24年の秋ごろから工事を着手したいということで、県に伺っております。今現在の完成目標としては、平成27年ということで伺っております。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 分かりました。27年ですね、完工年度。はい、分かりました。それが分かれば、地元の方も、もう少し辛抱されると思います。  次の質問に移ります。今、乳幼児医療費の件のことで、市長は、これ以上の拡充は考えてないという答弁でございました。それでは、小学校卒業まで拡充した場合、市長がしないと言った前提で聞いていますから、拡充した場合、予算はどのくらい必要かお尋ねをいたします。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。 ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。ただ今、和田議員からのご質問でございます、小学校卒業まで延長した場合の予算がどのくらいになるのかというご質問でございます。7歳から12歳までの自己負担なしという形での医療費の総額になると、約3,484万円くらいに見込まれます。ちなみに、小学生は負担なしで、中学生だけということになると、県に準拠した負担金600円を……(「いや、中学に関係ないばい」と呼ぶ者あり)小学校(「卒業まで」と呼ぶ者あり)小学校卒業。(「もう一回、そんなら聞きます。いいですか」と呼ぶ者あり) ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 今、制度として乳幼児医療費を完全無料化している、宮若市は。それを、小学校6年まで続けたら幾ら掛かるのかと聞いてるんです。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。 ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。先程、ちょっとお話をしましたように、12歳までということになると思います、小学校卒業ということになりますので、自己負担なしということでいけば、医療費の総額約3,484万円というふうにお話をしたと思います。それだけの費用が、今の段階では掛かっている、医療費として掛かっておりますので、その分を無料化というふうになれば、財源としてはそれだけの費用が必要になってくるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 3,400万ですね、分かりました。又後で、この件について、後で聞きますが、平成17年10月に配布されました、これです。宮田町定住化検討調査業務報告書の30ページに、就学前医療費補助の対象を小学校卒業まで引き延ばすという報告がされております。この件について、何回程検討されたのか、お尋ねをいたします。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。 ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。先程、宮田町の時代に、定住支援策の検討調査業務の報告書という中での30ページに、就学前の医療費の補助の充実という部分でお話があった中で、何回ぐらい定住化につながる部分での議論があったのかということでございます。定住化対策としての医療費の無料化の検討というのは、常にいつも行っております。その中で、検討した協議の結果は、平成19年度には3回程、平成23年度には2回程の会議を行って、検討を重ねて参っておる状況でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) それは、定住化促進の中で、政策の中で検討をされておる訳ですね。29日の本会議場の中で、部長が、定住化促進推進の中で、この乳幼児医療費は費用対効果がないということで検討したが、これ以上は拡充しないということを答弁されました。何故定住化促進に費用対効果を求めるのか、その辺について、部長が言われたんですから、部長のお考えをお聞きしたいんですが。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。 ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。確かに、29日に質問を受けて、それに対してのお答えの中で、定住化促進に向けての対策で、費用対効果が薄いというようなお話をさせて頂きました。費用対効果が薄いという言葉自体が適切でなかったのかもしれませんが、定住化対策としての一つの方策を練る中では、やはり定住化に即タイムリーにつながっていく施策を考えておりまして、その中では、やはり乳幼児の無料化が進むことが定住化につながるのかという議論を色々させて頂きました。福祉対策の中での一部として、当然、充実をさせるというのは必要であるというふうには考えておりますけれど、定住化という一つの命題の中で進めていく中では、やはりどうしても財源対策を考えないといけなかった。そういう意味の中で、費用対効果という言い方をさせて頂いた経緯でございます。決して、福祉対策をおろそかにするというような考え方の中で、お話をした訳ではございません。定住化にタイムリーにつながるというようなことを考えた中では、どうしても財源が確保できにくいものに対しては、ちょっと効果が薄いんではないかというふうなことで、今回、それを踏み切りができなかったというふうに理解をして頂きたいと思います。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 定住促進と、福祉の観点からしても、福祉の観点は別として、協議された中身は、定住化について、この拡充する側の問題でいくと、とした場合、今から聞きますけど、対象者の持ち家、対象者です。私、何人おられるか知りませんけど、対象者の持ち家、それから賃貸の居住割合、これは平成12年の国勢調査をもとに、私、言いましたこの11年の中で、割合が出ています。近年、去年、おととしですか、国調がありました。その中で、どういう割合になっているのか、ちょっとお尋ねしたいんですが。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。 ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。ただ今、お尋ねの国勢調査の結果、持ち家とか、民営の借家とかいうような内容に関してのお尋ねだというふうに思っておりますが、平成22年の国勢調査の結果が、やっと24年1月20日で公表がされております。その内容を見る限りでは、平成12年にこの報告書の中で書かれている内容が、平成12年の国勢調査の結果では、居住の世帯の全体の66.1パーセントが持ち家。それで、あと公共とか民営の借家に居住する世帯が17.5パーセント程度ということで示されておりますが、今回の調査の結果でございます。やはり、持ち家に関しては、66.62パーセントということで、12年とほぼ変わりがない状況でございますが、民間の借家等に関しては15.88パーセントということで、若干、減ってる状況でございます。あくまでも住まれている状況の中での調査でございますから、住宅地自体は、住宅というよりも、借家自体は多く建っているとは思いますけれど、住まれている方は少なくなっているという結果でございます。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) ここで10分間休憩します。                  午後2時00分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後2時10分再開 ◯議長(寳部  勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。まことに申し訳ございません。先程、和田議員のほうから、県道中間・宮田線の起点、終点についてのご質問をお受けいたしておりました。私、根本的に勘違いをいたしまして、起点は、中間市中間二丁目ということで、市役所前でございます。それで、終点が、逆に宮田の、私は、ご答弁の中で、旧磯光駅前と申し上げましたけど、その後、ちょっと移管があっておりまして、天照宮前の交差点、ここが終点となっております。訂正をよろしくお願いします。 ◯議長(寳部  勝君) いいですか。7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 今、部長は、国勢調査の結果、12年の国勢調査とほぼ変わらない。しかも、賃貸のほうが減少しているという報告でありました。そこで私がちょっと不思議に思うんでありますが、平成18年からリーマンショックまでの間、ご承知のとおり、宮若市においては、賃貸住宅がたくさん建ちました。それで以って、割合が減少しているということは、ちょっと腑に落ちないんですが、そこで、国勢調査の回収率、どのくらいでしたか。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。 ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。ただ今、国勢調査の回収率のことをお尋ねになりましたけど、この段階での回収率というのを、ちょっと把握をしておりません。ただ、総人口が3万81人という形での調査の結果が出ております。その中で、回収がどれだけ進んでたのかと言われると、ちょっと分かりにくいんですが、先程、お話ししましたように、数字的には、ほぼこの前、12年と変わりがない状況が持ち家の場合は、そういうふうな結果が出ておるのと、民間の借家に関しては、少し減っているという状況でございます。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 回収率がわからなければ、例えば、賃貸の方々は、自治会に入ってない方が多いと思うんです。国勢調査の回収というのは、自治会の方が名札をつけて回収されておる訳です。だから、そういうところの実態調査ができなかったんやないかなと、私は思うんです。減ってること自体がおかしいんですから、割合としてです。あんだけ住宅が建っとって、何で割合が12年前と同じかち、合点がいかん訳ですたい。だから、市として、何か情報は、調査、国勢調査以外には持ってないんでしょう。持ってない。じゃ、質問の方向を変えます。報告書を、先程、市長から昔のことをほじくり返すなと言われましたが、報告書では、賃貸の居住年数は、3年未満が6割を占めていると報告をされています。3年間です、報告書の中では。その後、調査されてない訳ですから、じゃ、今、新しい賃貸に入っておられる、18年以降建った、方々が、何年間住んでおられるのかなと、私、思うんですが、そこんところの調査もされてないでしょう。如何ですか。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。 ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。ただ今、議員のお尋ねの現在の住まいの居住年数というところだろうと思います。3年未満が6割近くあるということで、前回の時の調べの結果でございます。今回、そこまでの結果をちょっと、今、資料を持ち合わせてない状況なんでございます。先程もお話ししましたように、この22年の国勢調査の結果というのが、今年の1月20日ぐらいに公表があってることは間違いないんですけど、部分的な部分もございまして、そこまでちょっと私、調べ切っておりません。恐らく、3年近くが多いんではないかというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 恐らく3年以内と、3年未満というのを言わないほうがいいと思うんです。そんなに入れかわりはないと思うんです。それで、ちょっと別の観点で聞きます。今、先程、部長が、今の制度を小学校6年まで拡充するとすれば3000何百万と言いましたよね。じゃ、税務課長、お尋ねします。税務課長、どうぞ、前に来て下さい。子ども手当によって、年少扶養控除が16歳未満廃止されました。それから、16歳からの特定控除、25万、上乗せが廃止をされまして、本市で、本市のその増収部分はどのくらいになります。 ◯議長(寳部  勝君) 税務収納課長。 ◯税務収納課長(松本 信義君) 税務収納課長です。今、議員お尋ねの24年度から税法改正に伴います増収部分のお尋ねでございます。概算でございますが、該当者が約3,000人程度、金額にしまして6,000万程度の増収というふうに見込んでおります。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 財政部長、企画財政部長、6,000万です、増収分。3,000万と言われましたね。24年度の当初予算、169億円の0.2パーセントやないですか、3,000万というのは。これは政策の問題です。3,000万掛かるからしない、そういうふうに、私、受け取ったんですが、今、6,000万の増収分があるんです。この方々は、いいですか、乳幼児医療費無料化の人達がほとんどじゃないですか。16歳から上もおられます。その部分の増収分が合わせて6,000万ある訳ですから、お金の使い道変えればいいじゃないですか。どんなですか。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。 ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。確かに、24年度の税法改正に伴う予算として6,000万程度の増収が見込まれるということにはなっておりますけれど、当然、税収が増えるということは、交付税が減るということにつながっていきます。そういう意味では、プラスマイナス、あんまり効果というんですか、増える要素というのは少ないんではないかというふうに思っております。先程、乳幼児の医療費を無料化することが3,000万程度で、6,000万増えるやないかというようなお話でございますけれど、我々としては、長期に税収を見て、交付税も含めて計算すれば、どうなのかなというふうに理解をしております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) それこそ、交付税が減って、その活用分、うちの、宮若市の場合、活用分、6,000万の活用分は、国が示しています。これは特別委員会の予算特別委員会の中で、又別のことで聞きますけど、今、3年未満の、賃貸で3年未満で退去されるということであります。であるならば、これを小学校6年まで拡充すれば、そんだけ長く住んで頂けるという逆説もある訳です。市長が、最初にしませんて言うたから、私、食い下がってるんですが、色々論戦張って、そういう考えも持っておかなきゃならない。  それと、それを今の制度を6年まで拡充するということで3,000万でしょう。別の方法もある訳です。通院のみと、それから入院のみ、田川市が中学校3年まで入院無料にされています。新聞にでかでか載っていました。そういう別の方法もあるんです。だから、3,000万掛かりますから、ちょっと定住化のほうでは、ちょっと置きますというよりも、別の方法もあるということです。そこのところどうですか。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。
    ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。確かに、和田議員がおっしゃられるように、目先だけで計算するようなものではないというふうには考えております。しかしながら、定住化という一つの命題の中で、この内容に関してがタイムリーな政策ではないということの中で審議をした結果でございます。だから、決して福祉を充実させないというようなことでもないし、又、医療費、乳幼児の方だけが医療費掛かっている訳ではございませんし、色んな年代の方にも、当然医療費が掛かっております。そういったのを平均して、進めていく施策を考えないといけないだろうというふうに思っておりますので、この定住化につながるための乳幼児に関しては、医療の無料化に関しては、私の答弁がなかなか不適格な部分もあったかもしれませんけれど、市としては、今回は見送ったということでご理解をして頂きたいと思います。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 私は、何故定住化について、費用対効果を求めるかということを聞きましたら、決してそうではないと言われました。一方では、費用対効果あるんです。うんと住んでもらえれば、その分、市県民税、所得税、入ってくる訳ですから、そういうのを総合的に判断されたほうが、私はいいと思います。  それと、県がこの制度をされまして、県の制度より上回っている部分です。県の制度よりも、各自治体が独自に行っている制度です。これ県を上回っている部分の県下でどのくらいあるのか、入院とか通院も含めてです。どのぐらいあるかご存じですか。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。 ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。ただ今、ご質問の他町村の状況でございます。まず、一番近い近隣の直鞍地区でございますが、ほとんど、直方、小竹、鞍手、ほとんどうちと同じ状況でございます。しかしながら、宗像市並びに中間市、北九州市、久留米市、古賀市、そういったところに関しては、通院並びに入院含めて、小学校まで認めてると、無料化しているという状況ではございます。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 通院が、県内です。通院の助成が14市町村、それから、入院が36市町村です。つい最近、田川市、先程言いました田川市が、中三まで入院を無料にされております。先程、私が言いましたように、総合的に判断をされて、通院のみとか、入院のみとかいうふうに考えれば、3,000万でも0.2パーセントです。24年の当初予算で。そこんとこを十分協議されて、定住と福祉の両面で総合的に検討して下さい。如何ですか。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。正に政策の話でございますので、私のほうからご答弁をさせて頂きたいと思いますけれども、確かに、乳幼児の医療費について、色んな手法があります。入院のみ、そして上限を決めるとか、色んな政策はあるんですけれども、果たしてこれが定住化に対するインパクトがあるかというのは、やっぱなかなか、確かにあるとは思うんですけれども、そう大きなインパクトを、私も感じ、後発になりますので、どうかなということがございました。そういうことで、24年度、色々定住化政策について協議を行って、このちょっと先に見送ろうと。もう少し、もう少しインパクトのあるようなものを模索しようということで見送らせて頂いた訳で、例えば、例えばの話です。例えば、保育料の2子以降を無料にするとか、これは保育籍にあるないにかかわらず、無料にするとか、そういうことのほうがインパクトがあるんじゃないかと、これをじっくり考えさせて頂きたいと。  そういうことで、総合的に判断しまして、24年度は、そういうことから見送らせて頂いたということでございますので、是非、ご理解をお願い申し上げます。 ◯議長(寳部  勝君) 7番、和田議員。 ◯議員(7番 和田 善久君) 市長の今のいい答弁を私は聞きました。別の方法でも、そういうふうにやって頂ければ、(「例えばです」と呼ぶ者あり)いや、例えばで、それは私、ずっと又追及していきます。私は、定住化と医療費の問題に限ってそう言った訳ですが、何故かといいますと、隣の市長選挙があった時に、両方の市長選で、これ公約に掲げたんです。だから、皆さん関心があるんです。直方市、いまだに実現していません。色々事情があるんでしょう。だから、私は、医療費と定住化の方向で、この問題を取り上げたんですけども、今、市長が言われるように、別の方法があれば、その方法でも、是非、検討して頂きたいというふうに思いまして、いい返事が返ってくることをお願いしまして、私の質問を終わります。 ◯議長(寳部  勝君) これにて和田議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(寳部  勝君) 次に、茅野議員の質問を一括してお受けします。4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君)〔登壇〕 4番、茅野でございます。今回、3点程、質問をさせて頂きます。  道路行政について問う。質問要旨としまして、宮若市内の県道の整備の進捗状況はどうなっているのか。県道南良津・宮田線は現在どういう状態なのか。  2番目に、工事の工期・契約・監理委託・検査体制について問います。質問要旨としまして、工期と契約の関係。工事の検査体制はどうなっているのか。設計と監理委託との権限。自治会長と公共工事に関する権限と行政とのかかわり。  3点目は、第2西部露天堀跡地埋め立てについて、現在、用水路の──用排水路の問題は、現在、相手方とどのように進んでいるのかお尋ね申し上げます。的確なる答弁をお願いしときます。 ◯議長(寳部  勝君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、茅野議員から3点にわたりましてご質問を頂いております。順次、ご答弁を申し上げます。  まず、道路行政でございますが、1点目の宮若市内の県道の整備の進捗状況でございますけれども、主要路線であります飯塚・福間線につきましては、ルート未確定区域の早期確定及び用地取得が今後の課題となっております。又、過疎代行事業で県に施工をお願いしております市道勝野・長井鶴線につきましては、所田から菅牟田交差点間の整備促進が課題となっておる状況でございます。  次に、2点目の県道南良津・宮田線の現状についてでございますが、本路線に重複をいたします本城橋から太蔵橋までの区間につきましては、宮田・本白線として、昭和28年に都市計画道路として指定し、平成17年度に全般的な見直しがなされておりますが、現在も都市計画道路として存続をしておるところでございます。  続きまして、大きな2点目でございますけれども、その内の1点目でございますが、工期と契約の関係についてでございますが、工期については、発注工事の内容や、その規模等により、必要な日数を設定し、その日数を工期として契約書で期間を定めておるところでございます。  2点目の工事の検査体制はどうなっておるのかということでございますが、工事の検査体制につきましては、これまでも福岡県や他の自治体の状況等を調査し、本市としましては、基本的に福岡県の工事成績評定に準ずることで、本年度から見直し作業に取り掛かって参りたいと思っております。検査の実施につきましても、福岡県建設技術センターに技術支援をお願いし、検査員、技術職員を対象として、職員研修も行ったところであります。更には、平成24年度からは検査体制の充実、向上のため、福岡県県道整備部の検査員経験者を雇用する方向で調整をいたしておるところでございます。  3点目の、設計と監理委託と権限についてでございますが、設計につきましては、工事の内容と金額を決めるものでございまして、必要に応じて、外部発注するなどして、積算を行っております。監理委託につきましては、施工監理ということで、本市が発注した工事が設計どおりに施工されているか、その確認、監理を行うもので、必要に応じて委託を行っているところであり、委託した場合の業務権限につきましては、委託契約書に定める範囲となります。  4点目の、公共工事に関する行政と自治会の自治会長の権限、かかわりについてでございますが、公共工事そのものにつきましての権限は行政にあり、自治会長には地域の代表者として、公共工事に関する地域の要望や、公共工事の施工に関して必要なご協力、ご理解をお願いをいたしておるところでございます。  続きまして、大きな3点目でございますが、第2西部露天跡地の埋め立てについてでございますけれども、昨年、12月定例市議会でも答弁をいたしましたが、第2西部露天掘につきましては、現在も埋め立てが継続をされておりますことから、埋め立て終了後の用排水路の機能の保全等につきましても、今後とも事業者及び地元関係者とも十分協議しながら、対処をして参りたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 再質問をお受けします。4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 県道の整備の進捗状況については、大体分かったんですけど、何となく県道の整備事業については、進捗状況が悪いです。福岡・直方線でも、10何年、20年近く掛かっとるんじゃなかろうかと思います。そして、何が原因で、こんなに進捗状況が、宮若市で悪いんでしょうか。そこんところは精査されたことありますか。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。ただ今、茅野議員より、本市の県道の整備状況が何故こんなにおくれて、進捗が悪いのかというご質問をお受けいたしております。大きな原因となりますのは、基本的には用地買収の遅延に伴いまして、事業進捗がおくれとるというふうに理解をいたしております。これは県道だけやなくして、市の事業におきましても、やはり用地買収ちゅうのは色んな意味で、ネックになるちゅうたらおかしいことなんですけど、どうしても当初計画どおりの進捗が見込めないために、工事進捗がおくれるケースというのは多分に発生をいたしておるというふうに考えております。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) そうですね、地権者との話が都合よくいかない。住民の方の意識の問題もありましょうし、行政の責任もあると思いますけど。まちづくりとか、定住化政策とか、色んなことを、先程から議会も言っとるし、執行部も第何次総合計画に基づいてとか、色んなことを言われますけれども、肝心の道路行政がこんなにおくれていいのかなと思うんです。そこんとこの考え方はどなたが答弁されますか。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。ただ今、議員ご質問のまちづくり、それから、定住施策の促進、まちづくりの発展のために、やはり道路等のインフラ整備、これは本当、重要な項目と思うとります。やはり、市内居住の住民の皆さん、又、市外から入ってこられる皆様方の安全通行確保ちゅうのは、これは当然、大事なことと考えております。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 分かってあってしない。もうどうもならんです。それでお尋ねしますけど、2項目めの自治会長と公共工事に関する権限のところで、ちょっと私もつかぬことを聞きますけれども、飯塚・福間線で、飯塚から千石まで早かったんです。その前から、千石峠からずっと掛かってきとるんです。進まんのです、これ全然。何で進まんのやろうかと思うんです。今度も農林の仕事もありましたけど、何か自治会長がなかなか認めんとか、今、地元の陳情で河川工事をやろうとしても、なかなかうんち言わない。もうやめときゃいいんですよ、そんな仕事。そして、ある人は、あそこは宙に浮いとるけ、崩さないかんとぞちゅう、おれが仕事したちゅう。私、そういう自治会長とか、自治会の考え方とか、自治会長とかいうのは、余り好ましくないと思いますが、総務部長、どう思われますか。(笑声)好ましいですか、好ましくないですか。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。 ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。我々、総合計画に基づいて、色々施策を進めていく中で、やはり交通等の状況を妨げられるような状況がもし出てくれば、本来、目的はなかなか達成できない状況がございます。そういう中では、今、言われたように、余り好ましくないというふうには感じております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 副市長と市長にもお尋ねします、同じことを。好ましいか、好ましくないか。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。どこかの自治会で、そういう事案があるということでしょうね。私も何となく分からんでもないんですけれども、私共、自治会で自主的に選ばれた地域の代表でございますので、行政自体がとやかくいうような話じゃないんですけれども、この人が自治会の代表としてふさわしいと、地域の方が選ばれた方でございますからね、それは当然常識を持って、或いはその行政に対して協力もするし、苦言も呈するし、色んな提案もしていくと、そういう立場の方というふうに、一般論としては理解をいたしております。  ただ、特別に利害がかかわってどうのこうのということであれば、それは当然好ましくないというふうに感じております。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) うそを言ったらいかんですよ。あなた、この好ましいち思うちょらんとじゃないとですか。好ましいんでしょう。そういうことが、違いますか、うそ言うたらいかんって。私は、ただ好ましくないと、私は思いますけどね。あなた達は好ましいと思うちゃったやないとですか。そこのとこももう1回、総務部長のほう。 ◯議長(寳部  勝君) 総務企画部長。 ◯総務企画部長(山内 賢治君) 総務企画部長です。好ましくないというふうに、先程もお話したとおり、やはり我々としては仕事を進めていく中で、やっぱり妨げにならないような状況はつくらないといけませんので、そういったことがもしあれば好ましくないというふうに感じています。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 私、よくわからんのですけどね。私は、好ましいと思ってあるんな。だから、そういう自治会で、そういう自治会長を選んで、そういうところが好ましいから、千石のキャンプ場を指定管理にされたんじゃないですか。私は、全然行政に対しても、道路行政に対しても、余り協力的じゃなかろうと思うけ、そういうことは余り好ましいことじゃないと思うけども、あなた達は好ましいと思われたから、選考委員会の中で、ここの自治会がいいんだと。自治会長ちゃあ自治会が選ぶんですからね。そういうところきちっと精査した中で、まちづくりとか、何々計画とかいうことを言って下さい。  それで、県道のことについてよく陳情に行かれるとか、陳情するとか言われますけどね、私、恥ずかしいことじゃなかろうかと思うんですけど、近隣市町村の中で、県道の問題で何か市長会なり、副市長会の中でクレームも何もつきませんか。そこのとこ、ちょっと副市長にお尋ねします。県道の交流の進捗状況は、宮若で色々おくれてきよることについて。 ◯議長(寳部  勝君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。前の市長会、副市長会の中でというお話ですが、県道で広域的な起点・終点のある道路につきましては、当然、関係の市町にとっては、早く進めて頂きたいという気持ちはあるのは当然だと思います。そういう話は出ております。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 当然出るでしょうね。宮田でふん詰まりですから、どこもここも。それで、県道の整備事業を早く進めて下さいと、陳情に行くんですね。県は寛容ですな。先程部長が言われましたように、用地の買収が済めばすぐに進むんですよ。それは、宮若市さんの管内ですから努力して下さいよと。そしたら、予算はすぐつけて工事発注しますよと。私は、それがまちづくりだろうと思うんですけれどね。  やっぱ道路ちゅうとは、人間の体でいうと動脈か静脈になるか知りませんけど、血管の一部だと思うですな。やっぱり、ここに動脈瘤ができたり、ここに血液の弁が故障したりしたのであれば、神の手じゃないですけどね、バイパスを考えるとか、何か方法論を考えんといかんとやないですか。そこまでなるまで、行き着いてしまっておるのが、現状じゃないですか。そういうところは、今後気をつけて県道の整備は急いで下さい。  それで、次の質問に行きますけども、宮田・南良津線、昭和28年に都市計画路線になったと。宮田のここの役場の前のところで、図書館もできました。当然宮若市の正面玄関の、旧宮田町からいいましても正面玄関の前の道ですけど、これ都市計画路線に昭和28年からなっておるのに、今まで何回くらい陳情されましたですか。道路を整備してくれということ。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。ただ今ご質問の県道につきましては、南良津・宮田線でございます。現在は議員が申されますように昭和28年に都市計画街路に指定をいたしまして、平成17年に見直しをした都市計画道路宮田・本白線でございます。この整備につきましては、今までどういった要望をやっていったかということでございますけど、都市計画道路の見直しについての協議は色々いたしておりますけど、本来の街路としての整備要望というのは、そういった協議の中で計画的な整備促進をお願いをした経緯がある程度でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) まちづくりとか、人口定住化とか、よそから来れる方は宮若市に来られるの、ここに。そして一方通行の狭い町を通って、そして、市長も毎日通られておるんですよ、あそこの橋から草ぼうぼでこうなりよっても何も分からん、知らん顔、毎日朝晩通ってあるはずなのに。見たら分かるとおり。それで何ともないで、第1次総合計画とか、とにかくやっぱり宮若市の前の道ですから、大型車両も入る二車線の道路をつくっていくこと自体が、私はまちづくりじゃないかろうかと、私は思うんですよね。  それで、ちょっと浮かんこと聞きますけれども、私、決して福銀さんに恨みがある訳でも何でもございませんけどね、誤解されたら困りますけど、都市計画路線に入っておる中の町有地を福銀さんに売った。旧宮田町の時にですよ。都市計画路線に入っておる土地を福銀さんに売った。聞いたところによると、宮田町は赤字再建団体になるかならんか分からんき、なるかも分からんから、土地を売っておけと言うて売ったちゅうことを聞きますが、それは事実でございますか。 ◯議長(寳部  勝君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。ご質問の点につきまして、事前通告がございましたので内容を確認をいたしましたら、昭和59年に宮田町時代に処分をいたしております。内容の1つは、やはり今、ご質問がありますように、大変厳しい財政状況で当時舟越町長でございましたが、人件費は削る、いわゆる財政再建計画を立てる中で、一つの収入の確保の手だてとして、現在福銀が建っております土地を福銀に売却したという過去の事実がございます。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 非常に恥ずかしいですな。定住化政策とか、まちづくりとか、赤字再建団体になったら都市計画路線に入っておる町有地でも売ってしまえ、これは今の宮若市ではございませんけどね。  そうやけど、そういう考え方の中で、物事は進んで行っておりるんじゃないですか。図書館もできた訳ですから、早急に前の都市計画路線についてはかかって頂くなり何なりされる気持ちが、市長ありますか。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。町の中心に新庁舎がありまして、人の行き来も非常に繁多でございまして、正にそういう場所が一方通行でしか入らないという状況の中で、これはやっぱり早い時期に道路行政の見直しも含めた計画を立てる必要あるかと思いますけれども、まだ選考して投資をしなければいけない機関道路もありますので、そこら辺は全体的なバランスを考えながら、計画を立てるなり、その時点その時点の事業計画を展開していきたいというふうに思っております。直ちに、どうとかこうとかするような今の計画はございません。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) こんなこと直ちに計画立てたって、すぐあしたとか、あさってとかできる話じゃございませんよ、先程和田議員が言われましたように。今からその計画を立てたって5年か、6年か後ですね。その計画を早急にやっぱ立てて、まちづくり、定住化政策とか、企業誘致とかに結びつくんじゃないですか。役場の土地の前の道は一方通行でがたがた、草ぼうぼう、そんなことじゃ。  計画を立てて、今からどういう具合にしていくかということを県と話し合うのは、あしたからでも話し合わんといかんと思いますよ。そういう気持ちがありません。何もすぐできる、そんなこと言っても5年か、10年掛かるんですよ、多分。県とすぐ打ち合わせて都市計画路線として、市役所の前のここの道については、どういう具合の考え方持っておるんで、県道宮田・南良津線の図書館から出たところの土地については、こういう具合にして頂けんでしょうかとか、県の折衝だけでも2年か3年掛かりますよ。じゃあまだその計画、そういうことも言わずに又ずっとしておくという訳ですか。もう一度お尋ねします。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。議員お尋ねの庁舎前の県道の宮田・本白線の整備につきましてでございますけど、これは先程私、答弁で申しましたように、平成17年の見直しの時に、県道でもありますけど、国の一級河川の堤防敷きでもあります。そういった中での幅員構成、それから河川の改修計画等々をあわせますと、現在一応線引きされておるラインが、この役場庁舎の全面の前がずっと取られるような形になります。計画路線の幅員としてですね。そうなった場合に、当然本庁舎の建てかえとか、それから跡地計画とか、周辺のそういったものを網羅しながらやっていかんと、なかなか難しい面があろうかと思います。  ただ、今議員が申されますように、当然図書館もできました。それと宮若市の中心地区でもありますので、この辺は早急に、早急にということはちょっと言い過ぎかもしれませんけど、何らかのやっぱ施策は取っていくべきだと考えております。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) それでは同じようなことで、自分のところの一番大事な前のメイン道路については、しばらくほったらかしておく。見直しがあった平成17年から、県に何回か行ってそういう話されましたか。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。見直しの後の整備の協議と申しますか、お願いというのは今後、図書館もできる中での今後の整備計画については協議をしたい旨は伝えておりますけど、正式なる要望としてはいたしておりません。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 多分、昭和28年から今日まで何もしてないから、私が一般質問で言っておるんですよ。あしたからそういうお願いこととか、色んなことかかったって5年、5年か10掛かる、それをまだせんち言わっしゃるから、私がしつこうさっきの和田議員じゃないけど、もう交渉に当たってそういう計画立てて、県との見積もりだけで1年も2年も掛かりますよ、役場の前のこの道まで掛かるって、それはそれの話でしょう。違いますか、部長。どうされるんですか。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 申し訳ございません。宮田・本白線のそういう整備に向けた協議につきましては、見直しも含めたところで、去年3度協議をやっております。と申しますのは、街路の指定について、この計画当然さっき申しました17年に見直しを掛けております。それで、再度の見直しも兼ねての協議はいたしております。それと、あわせまして都市計画街路見直しの時に過疎代行事業でやって頂いております市道の勝野・長井鶴線、この路線についても都市計画道路で事業実施をいたしてもらっております関係上、どうしてもやはり勝野・長井鶴線をちょっと優先のお願いをしている経緯もありますので、そういった中を踏まえて、前面道路の協議をしているところでございます。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 協議ちゅうとは前向きに話していくことですからね。向こうの考え方を聞きにいったのと、協議するとは違いますよ。2回か3回か行って、勝野・長井鶴線か、その話をこうして進めて、用地はどうなっとうとか、どうするとですかとか、色んな話が合っているはず、ほでこの道はこう引っつけますよという話を聞いてきただけの話でしょう。この問題については平行してやって下さいとか、こういう具合にして早目に掛かって頂けんですかとか。どういう計画で、いつごろそれに対して入られますかとか言うようなことを聞きに行ったり、陳情するのが、少なくとも協議ですよ。相手方の話を聞きに行ってきたのは協議ではありませんので、早急に協議を進めて頂けますか、頂けませんか、それだけもう1回お尋ねします。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。市町村連絡協議会等々におきまして、本市におきます県道の整備について色々お願いをいたしております。そういった中で整備要望を進めて参りたいというふうに考えております。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 早急に協議を進めて下さい。進めんと、進めてもまだ何年も先のことにしかならん訳ですから、都市計画路線の中の入っておる分、道路でも売ってしまうような考え方、そして人口定住化政策とか、もう少し基本的にようと考え方を整理しておかんと話がおかしくなりますよ。これで道路の問題については、質問を終わります。  次に、管財課長にお尋ねしますけど、工事の契約書ちゃ大体何なんですかね。契約書とは、工事だけじゃなくて、とにかく色んな契約書については考え方を。 ◯議長(寳部  勝君) 管財課長。 ◯管財課長(本田 克也君) 契約条項の中に、工期についての定めがあるかというお尋ねだと思います。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 違う、契約書とは何か。 ◯議長(寳部  勝君) 管財課長。
    ◯管財課長(本田 克也君) 申し訳ありません。ちょっと、地方公共団体が結びます契約に公契約と私契約がございますので、普通の公共工事等で発注します契約は私契約になります。お互いが、双方が発注する側と受注する側の条件を定めまして、書式にしたものが契約書だというふうに考えております。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) ちゅうことはやっぱり契約書を守らないかんちゅう理解していいんですかね、契約内容については(「はい」と呼ぶ者あり)それじゃあ、教育部長にお尋ねしますけど、グラウンドの中で設計変更とか、工事中止命令とか何か出されましたですか。ありますか、そういうことが。 ◯議長(寳部  勝君) 教育部長。 ◯教育部長(山中 敏範君) 教育部長です。茅野議員からのお尋ねのグラウンド何か、毛勝のことだと思います。この中で工事変更を行ったか、或いは後期の中止命令を出したかと。工事変更に関してはあっておりますが、中止命令は出しておりません。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 契約書を守って下さいよ。私は工期が割ったらいかんという議論をしておるんじゃないですから、契約書は契約書ですから、おくれたら色んなこと書いてありますね、契約上、この本を持ってきておるけどね。それをいえとは言いませんけども。守らせるのはあなたのところ所管でしょう入札する時は、個々で入札して工期がこんだけだったら、それわかってきちっと入札される訳やけ、延期は延期してあげていいと。あと契約書のとおりやって下さい。やって頂けますか。 ◯議長(寳部  勝君) 10分間休憩します。                  午後3時00分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後3時10分再開 ◯議長(寳部  勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) もう答弁を求めんでも企画課長はちゃんと分かってあると、管財課長は。契約書のとおりきちっと守っていくと。これが基本原則だよね。それをきちっと守らんとだめですよ。  それと、次に行きますけども、検査とかはどこの課に属すんですか。ちょっと、検査係というと、検査課ちゅうとは。今、おらっしゃるでしょう。何人か。 ◯議長(寳部  勝君) 管財課長。 ◯管財課長(本田 克也君) 検査員は管財課に属しております。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 管財課に属してあるということは分かって聞きよると。時間が又言われるかも分からんけども、ちゃんと検査課は検査体制をとって下さいよ。ちゃんとして下さいよ。  そして、もう一つ聞きますけど、工事のランク決め、工事の色んなことがあったら検査課が点数つけますね。そして、マイナス点もあればプラス点もあるでしょう。そんな体制が取れてないということ分かっとうき、もうこれ以上は言いませけども、早急にその体制をとって下さいよ。全て管財課長の権限下ですよ。そこんとこようと考えてやって下さい。  じゃあ、次に行きますけど、監理には出したいと思いますね、監理を、工事の委託監理を。委託監理の権限はどの程度あるんですかね、だれに聞いたらいいんかな、もちろん又それはあなたになるね。 ◯議長(寳部  勝君) 管財課長。 ◯管財課長(本田 克也君) 管財課長です。施工監理についてのお尋ねだと思います。  施行監理は、宮若市が発注しました工事が、設計どおりに施行されておるかどうかの監理をお願いしております。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) この委託監理が少し間違うとやなかろうかと思いましてね。図書館でたしか、あなた監督課になる訳やから聞きますけど、当初設計が間違うとったんだろうと思いますよ。間違ったっていいんですよ、人間ですから、間違いはあります。何千立米か泥が足らないからというところで、県から泥をもらってきた。  そしたら、その泥が設計上の計算ミスで余ったと。それはいいんですよ。余ったらその泥を今度は路盤を400にしておって、今度はその泥を改良して路盤の下に隠しこもうとした。これについて大塚部長、根拠があるんですか。そういう根拠をしていいんですかね、そんなこと。当初設計は400のクラッシャーを見ておったのを。これ詐欺よ、詐欺罪よ。残土が出たら、出たの話でしょう。それをだれが指示してそんなことしたんですか。当初設計から、過大設計しておったという話やないないですか、むちゃくちゃですよ。  浄化槽、浄化槽の位置は何で勝手にだれが変えたんですか。あそこの前はロータリーできるようになっておったんじゃないですか。何であそこになったんか。しかも、矢板打つようになっておったのが、いつの間にかオープンになった。高さも、設計事務所が監理監督が言うたんかしらんけど、高さも違う。そんなところに監理業務を委託したんですよ。そして、その監理業務が設計事務所と同じずぼずぼの関係、このほかの問題は別にしても、泥の問題につきましてはどう対処するのか、残土の処理だけじゃございませんよ。構造かえたんやから設計事務所が。 ◯議長(寳部  勝君) 答弁させましょうか。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 答弁、その答弁だれがするとかしらんけども、ちょっとして下さい。 ◯議長(寳部  勝君) 社会教育課長。 ◯社会教育課長(吉田 順一君) 社会教育課長です。今、茅野議員からご指摘の残土の件についてですが、図書館の建設にあたりましては、これまで造成で活用するということで残土の持ち込みを行っておりました。実際に現場に入りまして、施工が進む中で、残土の持ち込んだ土量の中の一部の残土が発生するという状況が生じております。この残土が発生した原因については、きちっとその内容を確認した上で、しかるべき対処をしたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 残土の問題だけ言っとるんじゃないですよ。建設部長に聞きますけど、構造を勝手に変えて、20センチの構造を、今度はその残土へ改良剤入れて攪拌して、そんなことだれが指示してそんなこと勝手にできるものか。道路構造によって設計は多分来ておる訳ですけども、それを勝手に変えたりするという、残土の処理だったら残土の処理でいいんですよ。当初出た、もうこれはちょっと設計間違えでしたと。そのまま出せばいいのに。それを隠すために構造を変えたんですよ。それで、今度は残土が出た分だけ処理しますという話じゃございませんよ。最初から設計料を過大にもらうために、そういう莫大な過大設計して、私達の税金ですよ。ほんなら最初から20センチしかいらんやったやないですか。それを400の設計にして、設計料を水増しにして、浄化槽の位置も勝手に変えて、どういう、理解に苦しむよ。まちづくりとか、定住化政策とかいう問題じゃないですよ。自分達の足元をもう少しよくきれいに整理することが先じゃないですか。 ◯議長(寳部  勝君) 茅野議員、答弁させましょうか。 ◯議員(4番 茅野  勝君) ちょっと待って下さい。 ◯議長(寳部  勝君) 整理をちょっとお願いします。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 市長、この問題についてどう処理されますか。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) ご指名だからご答弁申し上げたいというふうに思っておりますけれども、そういうことを私が知らないようなことを、茅野議員はどこから入手されたか、ちょっと分かりませんが。この契約の変更が恐らく伴ったものだというふうに思っておりますけれども、その詳しい内容は私、存じ上げておりませんで、所管のほうでご答弁をさせて頂きます。 ◯議長(寳部  勝君) 教育部長。 ◯教育部長(山中 敏範君) 教育部長です。先程、社会教育課長が答弁申し上げましたとおり、この4,000立米という泥が不足するという、その原因、その後施工監理もさせておるコンサルでございますから、途中の変更があったとしても、当然これはしかるべき処理をしなければならなかったのはどこなのかということで今、協議をさせて頂いております。どろ持ち出しは現実発生をいたして、大変申し訳ございませんでした。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 又、議長から途中からとめれるかもわからんけど、出した泥だけで済む話じゃないですよ。私が言っておるのは。400を200にそんなことをした設計料から何もかんものことをきちっと整理して、清算して、後日報告して下さいよ。それでないと刑事告訴しますよ、これ。詐欺ですよ、設計事務所の。我々の血税ですよ。それはきちっと処理して下さい、いいですか。 ◯議長(寳部  勝君) 教育部長。 ◯教育部長(山中 敏範君) 教育部長です。今、茅野議員からのご指摘の件に関しまして、施工をしない、庁舎内で連携を図っております関係部と十分協議いたしまして、泥の関係は先程言いましたように合わせてご報告をさせて頂きます。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 報告するちゅうが、結果どうするということをきちっと文書で出して下さいということをお願いしておるんで、聞くだけの話じゃありませよ。それから、きちっと後はだれか報告的な措置とらっしゃるかもわかんから、文書でどういう処理をしたんだということをきちっと出して下さい。設計事務所に対しても。そこのとこもう1回聞きます。 ◯議長(寳部  勝君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。図書館の工事につきましては、市役所内部全体で取り組むという市長からの指示があっておりまして、それぞれ部署はございますが、内容を協議して進めておるところでございます。  今、色々議員からはこの場だけではなく、色々ご指摘があっております。設計のあり方、それの発注者の責任、設計のあり方、設計の変更の仕方、施工管理のあり方等々色々問題点がご指摘がされております。今回、指摘にあっておる内容の具体的な中身をもう少し精査して、どのような対応をするか、今後の課題として何を整理するか、改めてみんなで市を内部位挙げまして検討しまして、法的な措置については必要なことは弁護士にも協議しながら、整理したいと思いますので、ちょっと時間を頂きたいと思います。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 副市長がそう言われたので、きちっと整理して、それの報告とどういう対処したということを報告して下さい。  それでちょっと、もうちょっとだけお尋ね、このことでちょっとお尋ねしますけども、学校のほうはとにかく、学校の新築のほうはとにかく検査課係、技術屋さん、前の総務部長まで呼ばれて、2階の高いところへおらっしゃって、やっておられると、ほかの所管は大変だったと思いますけど、そこのところは教育部長どう考えておられますか。 ◯議長(寳部  勝君) 教育部長。 ◯教育部長(山中 敏範君) 教育部長です。今、議員がご質問なされますとおり、今、学校教育課の中で3名の再任用の職員の方を含めまして、OBの方、学校の再編準備に取り組んで頂いております。この方々は、お二人が23年の7月から、お一人が23年の8月から今の体制のところで執務をして頂いております。  お一方に関しましては、4月当初、図書館の開館準備に携わって頂いておりました関係上、7月以降も執務をする場所が変わっても、昨年12月議会で議決頂きました設置条例等々の策定なり、取得している蔵書の搬出搬入等、必要に応じて今でも協議をさせて頂いております。  技術的なお二人に関しましては、まず今、教育委員会の中で先程から議員からご指摘頂いております図書館、毛勝のグラウンド等々、大きな事業を進めさせて頂いておりますが、学校教育の中に配属になって頂いた時点では、もう議員ご承知のとおり、今年5月の図書館、今年8月のグラウンドの供用開始等々、先程副市長も言われましたように各所管で連携を図りながら、既に事業進んできたところでありました。  学校再編につきましては、ご理解を頂きまして今、工事着工に入っていかれるという状況の中で、部長として滑り出しの事業を優先させて頂いております。当然今、職員が全体的に少ない中、これだけ大きな事業で手厚くして頂いたということが十分今のところ理解はさせて頂いております。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 分かりました。図書館準備室の館長というとは重要な位置づけを、だから要るというところやったんけど、今だれもおらん。要らなかったんかもわからんな。今から先大事な。そして、図書館も閉めてある。もうそれはいいですけど。  鞍商のところも残土が出らんように気をつけとって下さいよ。工事現場で。設計どおりいっとうかどうかね、それだけ申し添えておきます。  それでは、3点目に行きます。これ、質問趣旨で今、部長にお尋ねしますけど、今、どうなっているんですか、ちょっとそこのところ。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部長。 ◯産業建設部長(大塚 和幸君) 産業建設部長です。先程市長も答弁されましたように、第2西部露天掘につきましては、現在も埋め立てが継続をされております。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 分かっとうんですよ。個人の土地ですから。個人の土地の人がちゃんと許可申請して埋め立てる。これ当たり前、それが悪いといってる話でもなんでもない。ただ、用排水路の問題はどういう具合に進捗していますかということを聞いておるだけなんですよ。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部次長。 ◯産業建設部次長(和田  修君) 産業建設部次長です。12月にもご答弁申し上げましたその状況から、埋め立て自体は日々進んでおりますけども、12月も申し上げましたように、現在の埋め立ての計画が本年平成24年9月までの計画で出されております。現状としましては、近日中と申しますか、近いうちに事業者のほうから、この何らかの変更なり、延長なり何らかの手続が市のほうにされるようにお話は伺っております。ですが、今日この場ではその内容について申し上げることはできませんので、しかるべき時期、何らかの申請が出ました時点で、状況に応じてご報告もさせて頂こうと思っております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 私は、申請者の方のことを聞いておるんじゃないですよ。あの中に用排水路があるから、そのことをどうされるんですかと。まだそのことについては、相手方と話していないなら話してないという話をして頂かないと。中の用排水路について、市当局としたらどんな考え方を持ってあるんすかということを聞いていおるだけの話であって、それで後、地権者とどういう話が今、進んでいるですかと。埋め立て申請の中の話じゃないです。市の考え方を聞いておるんです。まだ話してないなら話していないって言わっしゃれんと。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部次長。 ◯産業建設部次長(和田  修君) 産業建設部次長です。現時点では、話はしておりません。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) これ私、前の議会もお尋ねしておるんですけど、まだ話してないですね。昨日も教育部長と企画課長との話で、分からん、知らん、1000何百台とかいうようなことも聞きましたけけども、それすら把握してない。通学路がある、ガードマンも立っておらん。教育部長、自分ところの8人立てる。これ、そこのところの考え方の姿勢は早急にして下さいよ。そうしないと困りますよ。ちょっとそれ答弁を求めます。そうやないと、又とめられるけ。早急に考え方の整理をして下さいよ、くれますかということを言いよると。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部次長。 ◯産業建設部次長(和田  修君) 産業建設部次長です。前段から、この安全性の確保について議論がなされておりました。その中の答弁も十分承知をしておりますが、庁内関係部署それぞれ寄りまして協議をしながら、今後の続いていきますこの埋め立て事業に伴って発生する安全性の確保の問題、これにつきましては、私共は道路管理者としての立場から、それぞれ関係部署の責任を果たしていくために、しかるべき措置は取っていきたいと思いますし、それからここに特に公共事業の中で持ち込みを、残土の持ち込みをしております発注機関に対しましても、又当然事業者に対しましても、色んな事業通じて、色んな機会を通じて申し入れは今後とも続けていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) 市長は一番最初答弁をされましたけども、何か地元がどうじゃこうじゃって言われましたけど、私はちょっと考え方と感覚がちょっと違うんですけどね。そこのとこもう1回お尋ねしますけど、上大隈地区が掘っていいよって同意して、あんだけの公害になって、又上大隈は地元とかいうような、今の地元は宮若市全体のことじゃなかろうかと思いますけどね。そこのところの考え方どうですか。そこがいいとか、悪いとかじゃなくて、早くそこを掘っていいって言わなければ今日のこの問題はない訳ですからね。それより、今度は何かさっき市長は地元との何だかんだって、今度は地元ちいうことは、上大隈じゃないんですよ。宮若市周囲全部の問題になってきますが、そこのところの考え方はどうですか。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部次長。 ◯産業建設部次長(和田  修君) 産業建設部次長です。先程市長が答弁されました中で、地元という表現をされました。その意味としましては、先程の件にも関連をしますが、学童の通学の道路として使われていることも事実ですし、周囲の特に関係の深い近隣の生活者といいますか、そういった方々の生活用道路として関連性が強い、これも事実だというふうに受けとめております。又、昨日のご意見の中でもこのほこりの問題ですとか、そういったことも出ております。そういったところで地元というとらえ方といいますか、表現をさせて頂いたところです。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) もう1点だけ聞きますけど、22年度に77万出しておるんよね、露天掘跡地、ため池、水の測量観測水分及び住公害水準点測量業務委託として77万出ておるんですね。これ今、持ち主の人のことじゃないんですか。何で宮若市ださないかんのですか。宮若市は命令して、しなさいという業務命令を出すべき話じゃないんですか。そこのところちょっとお尋ねします。返してもらわないかんよ、このお金は。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部次長。 ◯産業建設部次長(和田  修君) 産業建設部次長です。これは合併後、産業振興課のほうでこの業務委託を発注しておりますし、業務を所管をしております。過去の正確な経緯については承知をしておりませんけども、この業務内容といいますのは、露天掘りの跡地でありました中央、それから今現在残っております第2西部、これと周辺の河川の水質等も含めまして、広域の調査、水の水量ですとか、或いは河川に流れ込んでいるところの水質ですとか、そういったところの総合的な調査を合併後、産業振興課のほうで執務しております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。 ◯議員(4番 茅野  勝君) したら悪いちゅうことを言ってるんじゃないですよ。持ち主の人は持ち主の人でする分がありましょうがと、そのデータをもとにどう考えるかというのがあなた方やないですか。持ち主の人のところの水質検査とか、そういう水道とか、そのデータは出して下さいというのが普通じゃないですかね。 ◯議長(寳部  勝君) 産業建設部次長。 ◯産業建設部次長(和田  修君) 産業建設部次長です。今、お尋ねの件につきましては、先程も申し上げましたように、当初この業務委託が発生しました経緯等を調査をしまして、後程又、回答させて頂きたいと思います。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 4番、茅野議員。
    ◯議員(4番 茅野  勝君) 後程の回答はないでもいいんよ。ごく当たり前の普通のこと言っておるだけなの、私は。水質調査とか水路が何ぼ継続しとうかということは、中の水の水分については持ち主の人にそれをデータ出して下さいというだけの話でしょうが。我々の税金で何で出さないかんのですか。この持ち主の人だったからこんなことしてやるんですか。きちっとしたあれは後でいいですから出して下さい。  それじゃあ余り長くなったら後の方が怒られますので、これで私の一般質問を終わります。 ◯議長(寳部  勝君) これにて、茅野議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(寳部  勝君) 次に、藤嶋議員の質問をお受けします。3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君)〔登壇〕 一番最後です。早く終われと、トイレに行っても言われるし、控え室にでも言われる。早く終わります。  まず、介護保険制度についての質問ですね。制度が発足して11年経過いたしました。この時に行われたいわゆる基本的な矛盾点、これはいわゆる政治的な国のやり方ですけれども、従来措置費としての医療と介護を合わせた負担金は、国庫負担が50パーセント、2分の1であったのが、この制度ができることによって25パーセントとなり、更に削減され、国の負担割合23パーセントという負担割合になったと。医療と介護の分離がここで行われたということがスタートですね。  それで、当初この福岡県の広域連合は、沖縄県とこの福岡県の2地域なんで、基本的には1つの自治体で一保険制度というふうにあるべきなんですが、特異な例でございます。当初スケールメリットがあるということで、72町村が参加していましたけれども、現在では33市町村になっており、更に当初2,908円で、標準の月額保険料ですね。2,908円であったのが、2003年には3,940円になり、その結果いわゆる2005年にはホテルコストの導入ということで、初めてこの年以降、翌年度からいわゆる施設使用料が大幅に減、給付抑制がなされてきたということです。今回、5期目の2012年から2014年、5期目の期間を設ける訳ですけれども、これに対する質問をいたします。  第1項目、第5期事業がスタートするが、新事業計画内容はどうあるのかですね。それから、2番目の点は現在県内にある地域包括支援センターが、33か所各自治体ごとになります。その体制、財源についてどういう対応をされようとしているのか。それから、自治体独自による試算をした場合の保険料、利用料金等はどの程度になるのか。まずこの点についてのお尋ねいたします。  よろしくお願いいたします。 ◯議長(寳部  勝君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、藤嶋議員から介護保険制度についてということで、3点にわたりましてご質問頂いております。順次ご答弁を申し上げます。  まず、第1点目の第5期介護保険事業計画の内容はどうあるのかについてでございますが、ご承知のように本市におきましては、福岡県介護保険広域連合に加入をいたしておりまして、保険者である広域連合が介護保険事業計画を策定することになります。現在、広域連合におきましては、国の第5期介護保険計画の基本指針に基づいて策定をいたしておるところでございますが、構成市町への配布予定は平成24年4月初旬と予定されておりますので、現時点では具体的な内容につきましては分かっておりません。  次に、2点目の地域包括支援センターの今後の体制、財源についてでございますけれども、地域包括支援センターは包括的支援事業と介護予防支援事業を一体的に実施する機関となりまして、この体制につきましては社会福祉士、保健師、介護専門員などの専門職を配置をすることになります。この配置つきましては、本市の人口規模を緩和をいたしますと、包括的支援事業では5人の専門職、介護予防支援業務につきましては8人の専門職が必要ではないかと考えております。  次に、運営の財源についてでございますが、包括的支援事業に要する経費につきましては、広域連合より給付見込み額の3パーセントを上限とする地域支援事業費からの配分金と介護予防支援業務つきましては、要支援1、2のケアプラン作成に掛かる介護報酬での運営となります。  3点目の自治体独自による試算をした場合の保険料、利用料金はどの程度になるのかについてでございますが、介護保険料の試算につきましては、広域連合の保険料算定の基礎数値を参考に本市の給付実績等に大まかな試算をいたしましたところ、第4段階の基準額1.0、これはいわゆる標準額でございますけれども、これでは年間約7万5,000円となります。又、利用料金につきましては平成24年4月1日より、介護報酬の見直しに伴い、全体で1.2パーセント改定される予定となっておりますので、これにより介護保険サービスの利用料が変更されるということになります。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 再質問を受けます。3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) 以上の基本的な答弁がなされたんですけれども、具体的な問題について、いわゆるお尋ねをいたします。  まず第1点が、いわゆる事業計画が示されていない中で、保険料だけが値上げをされて、そして24年の、今年の4月上旬ごろに事業内容が明らかになるということは、こういったようなことが、いわゆる事例としてなされてよいのかというふうなことについての見解を問います。  それから、地域包括支援センターへのいわゆるスタッフの確保は、これは今、人数的には3と8というふうに言われていますけれども、いわゆる保健師等の専門職の確保等、これは十分な見込みが、これは25年度から実施するといううちの場合ですけれども、この点についての見解を問います。 ◯議長(寳部  勝君) 藤嶋議員、1つで行きましょうか。健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。まず、藤嶋議員お尋ねの計画がまだ示されていない中で、保険料だけ示したのは如何なものかというお尋ねでございますが、この保険料の改正につきましては、今回の市長報告の中で申し上げましたが、これは福岡県の介護保険広域連合の第5期介護保険計画に伴います、保険料の改定をする必要がある訳なんですが、この前段として福岡県介護保険広域連合介護保険条例というのがありまして、この条例の可決が本年の1月の26日の中で、広域連合議会の中で可決をされましたので、今回その旨を議員さんの皆様にご報告をさせて頂いたところでございます。今後、第5期の介護保険事業計画が正式決定後は、市民の皆様にもパンフレット等でこの内容をお知らせするようにいたしております。  次に、地域包括支援センターのスタッフの確保についてのお尋ねでございます。  この包括の意向に関しましては、施政方針でも述べておりますが、25年度からということで来年度が準備期間ということになります。この中にやはり職員の確保、それから予算措置、場所等についても多くの課題が考えられます。又、この地域包括支援センターにつきましては、設置主体は市町村ということになりますが、適切な運営ができる法人等にも委託ができるということも書かれておりますので、これらの運営方法についても検討する必要があると考えております。  この専門職等の確保についてでございますが、これは専門職の配置につきましては、介護保険法の施行令の中に定めてありますが、先程市長がご答弁申しましたとおり、本市におきましては、いわゆる三職種、社会福祉士、看護師、保健師、介護支援専門員等につきましては、現在、鞍手支部のほうで配置をしております。これは、市からの雇用でございます。この職員をこのまま市に変わった時に、この方々も市に移行した場合には、直接の市の雇用として雇用をしていきたいというふうに考えております。  又、プランナーといいまして、要支援1、2の介護予防計画をつくるケアマネジャーにしても現在のケアマネ、鞍手支部に配置しておりますケアマネをそのまま移行をしたいというふうに考えております。まだ、決定ではありませんが、そういう予定でスタッフの確保を進めて参りたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) いわゆる地域包括の場合が、いわゆるスタッフの確保も見通しがあるというふうなことをおっしゃったんですが、ちょっと問題点としてあるのか、広域連合に加入している以上、このいわゆる地域包括への指揮命令系統ですね、これはこの宮若市として直接的な指揮命令、広域連合を通さないでできるというようなことはあり得るんですかね。全くないんですかね。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。ただ今、お尋ねの地域包括については、指揮命令は直接市町村なのかいうお尋ねだったと思いますが、現在9支部で包括運営されております。これが24年度からもう包括を一部市町村で、遠賀支部いうところが市町村で実施しますし、3年掛けて全ての包括が移行される訳ですが、市町村になった場合はそういう命令権というのは、もう全て市町、市が行うような形になりますので、運営自体も市が独自的に行うようになります。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) そしたら、いいほうになると理解しておっていいんですね。いわゆる今までは網の目が大きかったけれども、今度は地方自治体の独自の網の目でいけるというふうに理解していいんですね。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。この包括の移行に関しましては、当初経緯が色々ありまして、広域連合が17年の当時に支部ごとにやるということにしたんですが、やはり全体でする中で、サービスが均一に受けられないとかいう包括のサービスについて。又、経費についても、それぞれの支部で差異がございました。今回、市が受ける場合には、広域連合からの配分期により運営されますので、現在の配置人員より多く配置が、専門職が確保ができるのかなということもありますし、来年度介護保険法が改正される中で、地域包括ケアの推進ということの中で、この中で特に医療と住まいというところが新たに加わる訳なんですが、これが現在の広域連合支部ごとの運営では難しいということで、市になればこれの住まいと医療も充実したものができるというふうに、市としては考えております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) そういうようなことが言われてあるんですけれども、具体的に私共が、私が調査する中では今度の法改正、去年の6月になされたんですけど、国の法律改正ですね。大変なことが色々問題があるというふうに言われています。その一つが、いわゆる要支援1、2の人達については、日常生活支援事業を導入をしなければならないという、国のいわゆる法改正がなされています。それも、広域連合はサービス提供は24年度はしないんですけれども、国の方針では24年度を準備期間とし、平成25年度から開始というふうに言われ、これ国資料ですね。  それで、何が問題なのかと申しますと、要支援1と2をこの日常生活支援事業の中に組み込んでいくと、いわゆる逆に申しますと、いわゆるこの要支援1と2は、この介護保険事業から基本的に、原則的に外していくという内容が含まれているということが大問題だというふうに思っているんですけれども、この点についての心配はしなくていいんですかね。ご答弁願います。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。ただ今、藤嶋議員お尋ねの平成24年度の介護保険制度の改正に伴い、日常生活支援事業について要支援1、2の除外ではないかというお尋ねでございますが、今回の来年度の介護保険制度の改正の一つの目玉の中に、この介護予防日常生活支援総合事業が始まるということになっています。  この内容につきまして、私共調査しましたんですが、今までは要支援の方につきましては、介護保険によるサービスを受けることとしておりましたが、今回の改正ではいわゆる地域包括支援センターなどが、利用者の状態や意向ですね。ご希望に対してこれまでの介護保険による介護予防サービスから、それから市が行う介護予防日常生活支援事業となりますが、この2つの選択肢から利用を個々の内容により判断して、ケアマネジャー等が判断して介護予防のケアプランをつくるようになります。  これの改正によりまして、要支援1、2の方については、介護保険のサービスと市が行う介護予防日常生活支援事業について、内容が重複しなければ両方のサービスが使えるというようなことになりますので、私共としては今まで以上に選択肢が増えて利用者にとっては柔軟な対応ができるのではないかと。簡単に申しますと、要支援を受けたけどデイサービスはちょっと嫌だと、市の介護予防の保健センターパレットに行きたいということが実際あるんですが、今まではこれが使えなかったんですが、この改正によって市が行う事業についても、例えば介護保険でヘルパーを入れても、デイサービスがなくて、この介護予防事業にもバスに乗っていけるというような選択肢が選べますので、今の私共の判断としては、よりよいサービスの選択肢ができたのかなと。  ただ、これ内容についてはまだ厚労省が具体的に示しておりませんので、その中を見ながらこの事業を進めて参りたいというふうに考えております。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) いわゆる厚労省の資料等を分析した場合に、今課長がおっしゃったような組み合わせができると、選択の自由ができるというような一面と、もう一つは逆にいわゆる24時間体制の、いわゆる支援体制とか、新しいものが実は示されているんですけれども、実態的にはいわゆる基本的に要支援1、2の排除というようなことが、私共の調べた国政段階での資料ではそういうふうな危険性がありますので、是非この点については慎重な対応をして頂きたいと思います。  次の質問に入ります。介護保険サービスの利用率が、2005年のホテルコストの導入によって利用抑制が急激に始まって、これは私共のいわゆる全国調査の数字では、約61パーセント、サービスを受けるのが100とするなら、実際にサービスを受けている人の量は61パーセントに過ぎないと。つまりそこには直接的・間接的な事業者によるいわゆるサービスの抑制と、それからもう一つは経済的な理由による自主的なサービスの抑制があるというふうに心配するんですね。ですから、この点について当局のほうではこの61パーセントという数字についてはどういうような評価を持っておられるんですかね。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。ただ今、お尋ねの介護保険サービスの利用率についてのお尋ねでございます。  この、藤嶋議員言われた61パーセントと申しますのが、たしか平成22年4月における、国のほうが平均利用率の中で、要介護の5の中の方の利用率が61パーセントとなっておりました。  現在、我が市が加入しております広域連合の例で申しますと、要介護5が昨年の8月になりますが74.9パーセント、それから要介護4が73.46パーセントとだんだん介護度が下がるごとに利用率も下がる訳ですが、この利用率がこのようになっているという理由につきましては、現在サービスの利用の必要はないが、必要になった時に使えるようあらかじめ認定を受ける方もおられるというふうなことが、一つの要因であるのではないかと考えております。  又、適正なケアプランに基づくサービスの利用計画結果であるということもとらえておりますので、何れにいたしましても、要支援・要介護状態の世帯状況、それから身体状況、介護者の性別、それから議員言われますような金銭的な面も含めて、さまざまな要因が考えられますので、利用率のこの低下については、この一概に出せるものではないかというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) 確かに要介護4とか、5とかいうのは施設のほうにとっても、これは料金が高い訳ですからあれですけれども、要支援とか、要介護1とかいったようなところではサービスの自粛というのが、顕著に私はあるというふうに思っております。ですから、何らかの救済を今後される必要があるというふうに思います。そういった点から、もう一度ご質問をさせて頂きます。  今、28保険者中、県内28保険者中、20の保険者が何らかの形で保険料利用料の独自減免をしているんですね。非常に私自身が悲しい話を聞く機会が結構あるんですけれども、親がいわゆる要介護、いや要支援か、のいう状態の中で、いわゆる年金使っていなくなったとかいった場合には、なかなか生活保護の需給もできない、救済ができないといったようなことがあるんですけれども、いわゆる独自の利用料保険料の減免というのは、いわゆる当市では考えられないのかどうか、この点についてお尋ねします。  ちなみに、大体答弁されること分かっているんで、ちょっと是非お願いしたいのは、これは最初できた時に、広域連合のメリットとしてこれは言われている新聞の紙上ですね、「広域連合は介護保険本体のサービスときちっとやり、各自治体の決められた基準以上のサービスの上乗せや、別の新しいメニューを加えないことで合意している」というふうに言っている。つまり独自のことをやらないで、基準をどんどんいわゆる上げていくことはできるというふうなことを、当時の事務局長が述べているんですね。こういったようなことから、是非自治体独自の救済をすべきだというふうに思いますけれども、この点についての見解を。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。お尋ねの、保険料等の自治体独自の減免はできないのかということですが、現在、市長報告でも申し上げておりましたが、第5期の介護保険料の中で、今回第3段階の特例として、これは保険者で導入することができるんですけど、この中ではほかの階層については上がっているんですけど、ここの第3段階の特例では年間1,374円の減になっているということで、こういった対応が保険者のほうでとられているとしております。ただ、自治体独自でこれを独自にするというのはなかなか今のところ難しいというふうに考えております。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) 難しいということですね、それで現場の声を少し、いわゆるお尋ねしたいんですが、どういうことかと申しますと、今度からいわゆる基本的に60分のいわゆるヘルパーのサービスが基本的に45分からと、15分削減されるという現場の声が上がっています。  ですから、サービスが利用できないようにという仕組みになるのじゃないかという心配がなされています。それから、デイサービスの金額も報酬も下がると、それからいわゆるこのままではホームヘルパーがやめる人が出てくるのではないかというような心配がなされていますけれども、この点についてはどういうような見解を持たれてありますか。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。ただ今、お尋ねの介護補償の関係だと思いますが、現在厚労省のほうで平成24年度に向けての介護報酬の改正案が示されております。まだこれは確定ではないと思いますが、パブリックコメント等が今、国のほうで実施をされているということで聞いております。  この中の特にヘルパーについてのお尋ねで、訪問介護になりますが、この案については議員が言われるように、現在の60分が45分ということですが、これ今回の改正案では、今までの30分以上60分未満、それから60分以上というのがあったんですが、これが改正案では45分以上というふうになっております。  この時間区分が短縮された理由につきましては、このサービスの提供実態を踏まえると共に、限られた人材の効果的活用を図る、より多くの利用者に対して適切なアセスメントとケアマネジメントに基づき、そのニーズに応じたサービスを効果的に行うため、この時間区分の見直しがされているようです。  したがいまして、この具体的な運用案につきましては、現在のところまだ保険者市町村のほうに具体的内容が示されておりませんが、サービスの低下につながらないよう保険者のほうに要望をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) 市長に要望いたします。いわゆる今回の法改正は市長も議員として参加されてありますので、私共が調べる限り、例えば今のホームヘルパーのサービスの利用、こういったような削減、それからいわゆる25年度からは要支援1、2を排除し、基本的日常生活総合支援事業とこういったようなところに肩代わりさせるといったような、いわゆる改正じゃなくて解約という内容が含まれています。  したがいまして、今後いわゆる参加される議会は年に2回と言うことですけれども、こういったようなことで、いわゆる悲しい結果が出ないようなことを主張して頂きたいと思うんですけれども、あわせてその点が1点と、それから今後の問題としてあり得るのは、脱退を希望する自治体が意思表明をした場合、いわゆるこれは基本的に介護保険の場合は全会一致ですね、参加全員の構成自治体が全てイエスといわなければ離脱・脱退ができないんですけれども、私はこれは自治権の尊重して本来、いわゆる脱退を希望する自治体が出た場合には、それを反対だというようなことを述べるべきではないと、自治権の尊重をすべきだというふうに思います。  この2点について、市長の見解を求めたいと思います。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。地域包括支援センターがサービスの枠が二つ加わったと住宅支援と生活支援ということで、より市町村に密着したサービスが展開できるように、今まで支部単位で行っておったものを、全部市町村の事務事業として取り扱っていくということで、私はむしろサービスが増えたというふうに理解をいたしておりまして、ただ介護から介護予防へと、いわゆる重度な介護にならないように予防をする方向へとシフトしていることは事実でございます。元気な高齢者をつくろうということでございますので、そこら辺の見解の違いはあるのかなというふうに思っておりますが、私共はサービスの内容が増えたと。元気な高齢者を生み出していこうというふうに考えておるところでございます。  それと、一部事務組合、これは広域連合もそうですけれども、これはもう構成市町の加入脱退は全ての議会の議決なんですね。首長が賛成とか反対とかするんでなくて、議会の議決でそれぞれ構成市町の議会議決で、これが決まるということでございます。これは色々な考え方の相違がございますけども、今、地方自治法のほうにそういう旨の規定が法律上定めておりますので、これはもう何ともしがたいなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) かなり見解が異なるんですけれども、いわゆる離脱を希望する自治体が出た場合には、そこのいわゆる自治体の意思を尊重すべきであって、いわゆる反対をすべきではないというふうに思いますけれども、この点についてのもう一度確認をさせて下さい。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。議案を提出するのは、これは首長になります。それを決定するのは議会ということでございますので、議会が反対と言われれば、これ以上はもうどうしようもないということです。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) 市長は議員じゃないんですかね。執行部のほうですかね。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。前段の作業は確かにあるんですよ。これは例えば運営協議会等でじゃあもう脱退するならば、じゃあ認めようかという前段の話、これは法的な手続はございません。ただ、法的な手続がいるのは構成市町の議会の可否によって、その方向性が決まるということでございます。  以上でございます。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) 議員じゃないんですかね。 ◯議長(寳部  勝君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 私は議員じゃございません。理事者側でございます。議員は、川口副議長でございます。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) あと、高齢者保健福祉計画が策定されたんですかね、策定中なんですかね。これといわゆる今回の法改正の関係は、いわゆる何らかの影響等はあるのかないのか、この点についてのお尋ねです。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。ただ今、お尋ねの分については老人福祉計画だと思います。老人福祉計画につきましては、平成23年度、今年度ですが、計画の見直しを行っております。本年度中に完了をさせる予定で、平成24年度から26年度までの計画をつくります。この計画につきましては、老人福祉法に基づいて策定をいたしております。  一方の介護保険につきましては、介護保険法に基づく介護保険事業計画になりますので、一部この老人福祉計画の本市の中にも広域連合に加入しておりますけど、介護保険の内容についても記述をすることといたしております。影響は特にないというふうに考えております。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) 医療と介護の分離とか、いわゆる保険料は取られるんですけれども、サービスを受けるためには要介護認定を受けなければならないということを知らない方も結構いらっしゃるんですね。だから、私はやり今度内容的大きく変わる訳で、今後市民に対するこういうような問題についてのアンケートなり、要望を聞く機会、こういったものを設ける必要があるんではないかというふうに、一つの節目ですので思いますが、この点についての見解を求めたいと思います。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。今回の老人福祉計画を策定する中で、昨年の夏ごろなんですが、若年者も含めて、40歳以上の方も含めて実態調査をしております。65歳以上についてはもう実態調査というふうに中で実施をしておりますし、介護保険の広域連合でもこのような実態調査をして計画のほうに反映するようなことといたしております。
     以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) そうしたら、例えばこういった事例の場合はどういうふうに対応したらいいんですかね。いわゆる要支援の対象者、お年寄りがおって、家族、そのお年寄りをお世話している方がいわゆる長期の療養中ですか、入退院を繰り返さなければならないと。介護するものが自宅でいなくなった場合、ショートステイが要支援でも利用できるということですけれども、これが長期にわたる場合はどの程度まで認められるんですかね。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。ただ今、お尋ねの要支援の方の介護ということなんですが、家族の方が長期入院ということで、要支援の方ですのである程度自立はされているのかなと思いますが、その要支援の中身にも1と2がありますので変わると思いますが、まず要支援の方については包括のほうでそれぞれケアマネがついておりますので、それぞれそういった事情を相談して頂いて、ケアマネのほうは自宅まで伺いますので、できるだけ在宅のサービスを受けてもらうということになります。あと、それでもできないということになれば、介護保険サービスの中で利用できる範囲で活用してもらうというのと、一部ショートステイというのも委託しておりますので、そういった方々についても福祉のサービスの中で対応はすることは可能でございます。  以上です。 ◯議長(寳部  勝君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) いわゆる隙間風、谷間なんですよね。そういったような世帯が、だからあなたがいいとか悪いとかいうことではないんです。こういうような水準にあるんですよね。今の介護保険の制度が。だから、そのこれは非常に個人情報の問題もありますので、いわゆるショートステイもそんなに利用できない、しかし家族で見る人がいないといったような場合については、だから個別にいわゆる救済策が必要だというふうに思っているんですけれども、いわゆる毎日ホームヘルパーが、いわゆる自分でトイレに行くことができない方なんですよ、そちらはですね。90歳近い。いわゆる家族が介護ができないということです。もう一度ちょっと、何か救済策あるんですかね。包括に聞けば。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。先程、藤嶋議員が言われた要支援ということを聞いておりましたので、トイレ、寝たきりなのか、状態がちょっと分からないんですが、何れにしましても個々の状態によって、そういった包括、それから在宅介護支援センター、市の窓口も含めてそういった事例については、そういった協議会もつくっておりますので、困難事例についてはそういった中で対応していきたいというふうに考えております。 ◯議長(寳部  勝君) 藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) そしたら、そういうような要支援2のおばあちゃんなんです。そして、自分でトイレに行くことができない、いわゆるベッドの横におまるというかあれを置いておかなければならないという方なんですけれども、そういった場合には救済策があるというふうに理解しておっていいんですね。 ◯議長(寳部  勝君) 健康増進課長。 ◯健康増進課長(石原 達也君) 健康増進課長です。ただ今、お尋ねの件については個別な内容になってきておりますので、個々では又後でご相談をさせて頂きたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議員(3番 藤嶋  厚君) いいです。終わります。 ◯議長(寳部  勝君) これで、藤嶋議員の質問を終了いたします。  これを以ちまして一般質問を終結します。       ────────────・────・──────────── ◯議長(寳部  勝君) 明日9日から15日までは休日、並びに委員会審査のため本会議を休会いたします。  本日はこれにて散会いたします。                  午後4時18分散会       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃ 会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。      ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃   平成24年 3月 8日                           ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                宮若市議会議長  寳部  勝           ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                会議録署名議員  吉崎 順一           ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                会議録署名議員  塩川 恭子           ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ Copyright (c) MIYAWAKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....